最近では、パソコンやスマホを使っていない人の方が少ないだろうなーという、僕らの日常生活。
もはや生活と目の疲れは切っても切れない関係になりつつありますね…目の疲れからくる肩凝りや頭痛を訴える方なんかも、すごく多いです。
本日はそんな目の疲れ対策にオススメのポイントをいくつかまとめてみました。
5分で出来る!目の疲れ解消法
目の運動
目の疲れに一番効くのは実は、目の運動なのですね。正確には、目の奥の筋肉の運動ですね。からだが固まったときのストレッチと同じで、目の筋肉が固まったときにも目を動かすことが一番の疲れ対策になります。
この方法は、超カンタン。
目を上下左右に動かしたり、右に左に大きくぐるっと目を回すだけです。
こんなイメージ。
もう単純にそのまま、目を動かすのみです。
ただしこの時のポイントとしては、目の奥の筋肉が引っ張られているなーというイメージを持ちつつ、目を動かすこと。
目の奥の筋肉とは、コイツです。
目を動かしている筋肉って、こんなふうに上下左右から目を支えているんですね。
なので、目を右に動かすときは左が側の筋肉が、目を左に動かすときは右側の筋肉が引っ張られる感覚があるはずです。
右回転、左回転させるときも、目を動かしつつも筋肉の伸びをイメージしながらやってみてください。
最初はちょっと目が回ったりするかもしれませんが、慣れてくると動かしたあとに、目の奥がスッキリした感覚が分かるはずですよ〜
ぎゅっとつぶって開く
上の画像にも書いてありましたけど、これもカンタンです。
ぎゅーっと目をつぶって、パッとひらくだけですw
これ、目の運動とどう違うのかというと、上に挙げた目の運動は目の奥の筋肉を動かすものでしたが、ぎゅーっと目をつぶる動きはまぶたに繋がる筋肉のリラックス効果に繋がるんですね。
まぶたの働きって、目に入る異物を防いだり、目全体に涙を行き渡らせたりと実はいろいろと頑張ってくれています。無意識のうちにまぶたの筋肉も疲労しているもんなんですねぇ。
ちなみにこの運動をすることで、目元ぱっちり効果も期待できると思いますよ!
眉〜髪の生え際の緊張をゆるめる
目の中を緩めたら、目の筋肉が繋がる眉〜おでこも緩めてあげてくださいな。
眉の周りは、眉沿ってじんわーり指で触れるだけでOK。
ぎゅっと押すというよりも、やさしく触れつつ眉の奥の筋肉をじんわり溶かしていくようなイメージで触れてあげてください。何度もぎゅっぎゅっと押すよりも、しばらく触れたままの状態でキープする方が筋肉の緩みが実感できると思いますよ。
おでこも同様で、髪の生え際あたりから眉毛の上あたりまでじんわーり顔の強張りを溶かすイメージで触れてみてください。普段、どれだけおでこ周りが緊張しているか分かるはず。
頭をゆるめる
そしてそして。
せっかくおでこまで緩んだのだから、その先に繋がっている頭もついでに!
ついでにといっても、目の視神経って頭全体に繋がってますからね。目の疲れが頭痛に繋がりやすいのもそのため。
頭のマッサージは指よりも手の平全体で押さえてあげる方が効果的ですよ〜
イメージはこんな感じ。
なんで手の平かというと、指で押しても気持ち良いとは思うんですが、頭の神経って頭皮の下を、それこそ隙き間ないくらいにびっしり走っているので、手の平で面を広くして押してあげたほうが効率的なんですよね。
こめかみあたりから後頭部までじんわーりゆるめると、頭も超スッキリです。
そもそもの目の使い方を変えてみる
目の疲れをとったら、そもそもの目の使い方を変えてみるのも効果的です。
パソコン作業中の疲れ目対策としては、画面の明るさや液晶の調整についての記事をよく目にしますよね?もちろんこれらの調整も大事なんですが、からだに関わる仕事をしている人間からするともう一歩踏み込んで、そもそもの目の使い方、言い換えると、目が疲れにくいパソコン画面の見方をご提案させていただきたいなと思っております。
ちなみにこれは本を見るときやスマホを見るとき、さらには人混みを歩くときなど、日常の様々な場面で応用できますよ〜
画面を見つつ、周りの景色も同時に見る
PCやスマホ画面を見ていると、ついつい画面に視線が集中してしまいますよね。
そんなときに(この記事をスマホで見ているあなたは今すぐ!)少しだけ視線を緩めて、画面の周りにある景色も同時に見るように見方を変えてみてください。視野の取りかたをちょっと変えるだけで、目の周りの緊張が取れた感じがしませんか?
ほんの少し目の使い方を変えるだけでも目の負担はけっこう軽くなるんですね。
目ではなく”後頭部”で見るイメージを持つ
これも目の使い方のコツなんですが、ものを見る時に目そのもので見ようとするのではなく、「後頭部から目を通してモノを見る」というイメージで見てみてください。
どうですか?目の奥の緊張が少し軽くなった感じがしませんか?
目で「見よう!見よう!」と目の前のものに神経を集中しすぎてしまうと、逆に目の奥の筋肉が緊張してしまい疲れ目の原因になってしまうこともあるんですね。普段の生活でも、目の意識をどこに置くか?の違いで疲れ方に大きな差が出てくると思います。
実はNG?な目の疲れた対策
手でまぶたの上から眼球を押さえる
目を軽く押して手を離したり、目をゴシゴシこすったりすると、その直後は「なんだか目がスッキリー…!」な感じがするかもしれません。
しかし。
これはアウト!
見れば分かると思いますが、目は非常に繊細なのですね。
直接押さえてしまうと目の眼圧が上がり、目の奥にある視神経がダメージを受けてしまったり、目の網膜を傷つけてしまう恐れがあるそうです。
からだのマッサージでも、”イタ気持ちいい”が、実は筋肉をちょっとずつ傷つけてしまっているのと同じなんですね。
からだでも目でも、外部からの刺激は必要最小限にして、自分自身で動かして対策をするのが一番良いみたいですね。
一生お世話になるであろう自分の目だからこそ、大事にケアしてあげたいものです。
まとめ
目の疲れもからだの疲れも、気付いたときに対策をスタート!…では、ちょっと遅いです。
やっぱり日々の積み重ねって大事ですね。
換えの効かない、一生を共にする自分のからだだからこそしっかり時間を確保して、継続的にからだのケアを!