無意識のうちに身体がどれだけ緊張しているのか?を知る方法

カラダのこと

photo credit: Nothing Project via photopin cc

ある本を読んでいたら、なかなかおもしろい方法を見ました。

それは…

 

無意識下の身体の緊張を知る方法。

です。

 

今までに整骨院やマッサージ店、病院なんかにて、肩凝りの原因を「普段から無意識のうちに身体が緊張ちゃってるんですよ〜」と言われた事、ないですか?

それってね、実際にけっこうあることなんですよね。というか、実は多くの肩凝りの原因は無意識の身体の緊張からくるものだと思います。

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自分の身体が普段、どれだけ緊張しているかってご存知ですか?

…って言葉で言われてもなかなか分からないもんですよね。僕も今までは何の事だか、全く理解ができませんでした。

そんな身体の無意識の緊張を体感できる、おもしろい方法がこちら。

どうやるの?

photo credit: marina.shakleina via photopin cc

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やりかたはとても簡単でございます。

①コップに水を入れてください。(コーヒーでもジュースでも何でも良いです)

②そのコップを、飲む手前の口元まで持っていってください。

③その姿勢をキープしたまま、肩・腕・肩甲骨周りの緊張を緩める事を意識してみてください。

はい。

たったこれだけです!

無理に力を抜こうとするのではなく、肩・腕・肩甲骨周りがラクになるようにイメージを持つだけで大丈夫です。

さぁ、やってみましょう〜

無駄なチカラ、入ってませんか?

どうですか?

実際に上のように、コップを持ったまま緊張を緩めてみていかがでしょうか?

そのままの姿勢でうまーく力を抜くことができると…

 

「あれ?肩まわりの力を抜いても、コップを持ったままの姿勢をキープできてる!」

っていうことに気付きませんか??

 

そして無駄な力が抜けた状態のとき時、腕、肩、肩甲骨周りの強張りが無くなった感じがしませんか?

 

実はその状態が、コップを持つ際に必要な最小限の力だそうです。もちろん、”口元までコップを持ち上げる”という、そこに至るまでの過程の動作をする際には肩・腕・肩甲骨まわりの筋肉を使う事は必要不可欠な力ではあるしょうけどね。

いざ口元までコップを持ち上げてしまったら、それ以降は肩周りの筋肉の緊張を解いてもコップをキープすることはできるんですよね。

っていうことは考えてみると、その状態のまま何もせずにコップを口元にキープしていると、それだけで肩腕肩甲骨周りの筋肉を無意識のうちに緊張させ続けてしまっているっていう事なんですよね〜

 

これって実は、日常生活や仕事中等、いろんな作業をする際にも無意識にやってしまっていることです。また、上に挙げたような緊張を解く方法も同様に応用できます。

 

例えば代表的な所でいうと、PC作業。

普段と同じようにキーボードに両手を添えた状態になり、タイピングをする前にちょっと一呼吸置いて、手をキーボードに添えたままの状態で肩・肩甲骨・首あたりの緊張を緩めるように意識してみます。

すると、普段のその姿勢がどれだけ緊張したままの姿勢であったかに気付くと思います。

一度この緊張を解いた状態を体感すれば、その後の生活中に無意識に身体が緊張すると、自然と身体の違和感に気付くと思いますよ。人間の感覚って不思議なもので、一度、楽な状態を知ってしまうとその状態をなかなか忘れないんだそうです。

からだっておもしろいですよね〜

”自分のからだ”に合う身体の使い方を知ることって大事

今回ご紹介させていただいた方法は、この本に載っていました。

エクササイズ本や痩せるためのハウツー本とはちょっと趣旨が異なりますが、自分の身体の事をもっと知るためにすごく参考になる本です。

個人的には、首の筋肉と猫背の関係性を解説してくれている項目がおもしろかったですなぁ。図入りだったので、より分かりやすかったです。

 

肩の緊張以外にも、寝る際の楽な姿勢のとり方(仰向け、うつ伏せ、横向き)、電話をかける時、車を運転するとき、瞑想時の姿勢、さらには性行為時に腰に負担を掛けにくい姿勢まで、日常生活における様々な姿勢の解説も載ってましたよ〜。

ちょっとした工夫をするだけで、普段の姿勢ってかなり楽になるものだったりします。

まとめ

身体のクセって人それぞれなので、本音を言うと残念ながら、万人に共通するエクササイズはないと僕は思っています。

どこがどんな動作の時に緊張しているかって、本当に人それぞれ。緊張の原因はその動きや姿勢を実際にとっている時でないと分かりにくいので、医師やプロのトレーナーでさえ、ベッドに横になっている状態だけでの判断は難しいと思います。

だからこそ自分で自分の身体を知る事って大事なんですよね〜

一生付き合って行く身体だからこそ、それに気付いた今から大切に!

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