ストットピラティス・トレーナーへの道のり〜アカデミーコース1〜4日終了〜

カラダのこと

さてさて。

 

あっ!!!

 

という間に、ストットピラティス・インストラクター資格取得アカデミーコース、1〜4日目の前半戦が終了。めちゃくちゃ濃い〜〜〜内容でした。覚えることたっくさん。

濃い…濃いわストットピラティス…

アカデミーコース前半戦を終えての所感を、簡単に備忘録としてまとめておきます。

ストットピラティスの歴史〜普通のピラティスと何が違うの?〜

まず、アカデミーコース受講前に、僕が個人的に最も知りたかったのがコチラ。

「ストットピラティスって、なんぞや??」というコト。

 

ストットピラティスとは、「メリシュー・ヘルス・アンド・フィットネス・グループ」というカナダに拠点を置く会社を創設した、リンズィー・メリシューさんとモイラ・ストット(現在の名前はモイラ・メリシューさん)さんという方が中心となり発案されたピラティス流派の一つだそうで、これは今までに元々あった伝統的なピラティス(ジョセフ・ピラティスさんが考案した元祖ピラティス)をベースに、新たに発案された流派なのなのだそうです。

 

そう。

”ストット”とは、創業者モイラさんの名前だったんですね〜

 

で。

ストットピラティスは元祖ピラティスと何が違うの??という点なのですが、(僕は他の流派のピラティスを詳しくは知らないのでざっくりとですが)「元祖ピラティスに組み込まれていたメニューに加えて、現代の最新情報をプラスして改善された新しいピラティス」というイメージなのだそうです。

”現代の最新情報”とは何か?を具体的に言いますと、ズバリ解剖学と生態力学なのですね。

もっと具体的に言いますと、元祖ピラティスが考案された当時(約100年前)と現代では、”正しい姿勢”に関する定義が全く違うそうなのです。

 

100年前にピラティスさんがピラティスのエクササイズをまとめた当時は、人間の姿勢は足から腰・背中・頭までは真っ直ぐに一直線に立つ姿勢がベスト!と考えられていたそうです。

しかし、最近の医学では正しい姿勢(身体に最も負担が少ない姿勢)とは、腰や背中がある程度緩やかにカーブしていて、衝撃を吸収しやすい姿勢が正しい(最も負担が少ない)とされてます。

 

…お?という事は、この姿勢に近くなるように身体の各部分にアプローチするようにすればイイんじゃね?

という事で、お客さん(クライアントさん)それぞれの身体に対してオリジナルのエクササイズを組み立てていきましょう!というのが、ストットピラティスの特色の一つのよう。

 

そう。

つまり、ストットピラティスはどちらかというと、「一対一でじっくりと行うパーソナルセッションでやるもの」なんですね〜

 

ちなみに、「メリシュー・ヘルス・アンド・フィットネス・グループ」はストットピラティスの他にも「ゼンガ」「コア」「トータルバレル」など複数のエクササイズのブランドを運営しており、エクササイズ時に使用する機器をも自社で開発製造をしているそうです。CEOのリンズィーさんはカナダでは有名な起業家の一人だそうで、商業の学士号を持ち、かつ舞台芸術を専門とする音楽院の卒業生でもあるそうでございます。

ストットピラティスのアカデミーコース(前半)を受けてみた感想

そしてそして、ストットピラティス・アカデミーコース(前半)を終えてみての感想としては。

 

正直に言いますと、ストットピラティスのインストラクター資格取得となるアカデミーコースの内容が面白いか難しいと感じるか?は、これは人によってはっきりと好き嫌いが分かれる内容かもしれませぬ。

 

僕自身も想像していた以上にゴリゴリに超ロジカルな内容で、めちゃくちゃやり甲斐がある内容であります…!!個人的に特に興味深いなぁと感じるのは、解剖学的な細かさに加えて、身体の作りの力学的な部分にもしっかりとフォーカスしている部分です。(例えば、猫背になっている原因を背中の筋肉の弱さだけでなく、ハムストリングスが強すぎて骨盤が後傾している、股関節の筋肉が弱い、腹筋が強く肋骨を下に引っ張ってしまっているetc…)

 

しかーし。

超ロジカル(論理的)な内容である故に解剖学ワードもゴリゴリなので、筋肉の名前とか骨とかが苦手な人にとっては、ちょっと頭が痛くなるような内容かもしれません…w 僕の事前知識は市販の簡単な解剖学の本による独学のみでしたが、解剖学は割と好きな方だったので、自分の少ない知識と照らし合わせつつ、楽しみながら授業を受けております。

 

また、授業の途中で実際にアカデミー生として体験するエクササイズ(資格取得後は実際にクライアントさんに伝えるエクササイズです)は、ピラティス初心者で身体のコアや深層筋を使い慣れていない僕には、それだけでもかなりハードに感じる内容でございます。逆を言うと、エクササイズを学びつつ実際にそれを受ける事が出来るということは、基礎を学びつつも自分の身体に対しての多くの貴重な発見と気づきがあります。

 

受けてみて思いますが、これは確かに、プロスポーツ選手も取り入れる訳ですね…筋力を付けたりスタミナを付ける筋トレとはまた違った動きが数多く組み合わせられているため、”自分の身体であるにも関わらず自分自身も気づいていなかった部分に、生まれて初めて気づく”ようなシーンがバンバン出てくるのですな。

 

決して簡単な内容とは言えないかもしれませんが、だからこそ身体マニアの人にとってはたまらなくおもしろい内容かと思います。ストットピラティス、アカデミーコース。

残り後半の日程を終え次第、改めて内容をまとめてみたいと思います!