腰痛対策には「足の甲」と「太もも」を伸ばす・使う・緩めるが効果的だと思うよ

カラダのこと

ちょっと前に放送されておりました奇跡体験アンビリバボーにて、『世界一重い靴を履く男』という中国の男性が紹介されていまして。その靴の重さはなんと、片足200kg!ちなみにこの男性はこの靴を履きながら毎日20分掛けて15mの距離を歩いていたところ、長年悩まされていた腰痛が治った!と放送されておりました。

奇跡体験!アンビリバボー:見たことない!聞いたことない!★あんぐりバボーSP - フジテレビ

 

この男性が履いていた200kgの靴はちょっと極端すぎるとは思いますが、身体の造りの観点から考えてみると、「重い靴を履いて1日に数分間歩くと、腰痛が改善する」というお話は、十分にあり得る話だなぁと感じたのですよね。

なんで重い靴を履くと腰痛に効くのか?

重い靴を履くと身体にどんな変化が起こるのか?というと、これによって今まで使えていなかった下半身の筋肉を効果的に使うことができたからなのではないかと思うんですよね(ただし、自分の身体を壊さない程度の重さに限る!)。特に効果的な部分は、脚の前側の筋肉。ここ、大事です。とても大事なのです。

アンビリバボーに登場した男性のように重い靴を履いて歩くと仮定すると、脚の前側の筋肉(特に足の甲~太ももの前側)をかなり使うことになります。足の甲って大事なんですぜ。

試しに足の甲に少し重さのある物を載せて、その状態のまま足を上に挙げてみていただきたいのですが、そうすると普段の生活の中ではなかなか使うことのない、足の前側の筋肉がめちゃくちゃ張る感じがあると思います。

その、筋肉が張る感じ=そこの筋肉を使えている という証拠なんですね。

そしてこの前側の筋肉が繋がって繋がってたどり着く所が、腰の筋肉に直結しているかつ、身体の中でトップレベルに大きい筋肉でもある大腰筋なのですなぁ。

太ももの固まりが腰痛に影響する

月に100人以上、年間1000人以上の皆様のお身体に触れさせていただきつつ、その中でも「腰が痛い」「腰がしんどい」という方のお身体に触れさせていただきながら感じていた、その腰痛の原因。

それは、「太ももの筋肉の硬まり・張り」に多くの原因があるのではないか?と感じております。

過去記事の中では何度も書いておりましてしつこくてアレなのですが、腰の筋肉って太ももに繋がっているのですよね。

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だから太ももの筋肉が固まると、腰も固まります。

逆を言うと、太ももが緩むと腰も緩みます。

よく雑誌等で紹介されているこのストレッチが腰痛に効果的!なのは、そういう理由なんですよね。

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このストレッチのポイントは、太ももの前側が伸びている事を感じるかどうか?という点です。腰が下がっているかどうか、ではございませんのでご注意を!常に座りっぱなしで太ももをほとんど使う事の無い事務のお仕事の方やエンジニアさん、ドライバーさんなんかにはぜひ行っていただきたいストレッチです。

 

そういえば最近職場で「腰が痛くなってきた」と訴えるあるスタッフさんがいるのですが、そのスタッフさんの行動をずっと見ていると、自分がやらなくてはいけない仕事以外は、他の雑務や掃除等は一切せず、ずーーーーっと椅子に座って携帯ゲームをしている事が多いんですよね。

「それだけ長時間座っていれば、そりゃ太ももが固まって腰痛になりますよ…」と、思わず言いたくなりりましたね。。。空き時間にも何か仕事を見つけて、適度に足腰を動かす事も良い腰痛対策になりますよ〜

腰痛対策としてのウォーキング

冒頭にご紹介させていただいた男性のような少し重さのある靴って、どこかで売ってないのかな?と思い調べてみると、やっぱりありました。こんな商品。

このマッスルトレーナー、靴底に金属の粒が封入されており、片足の重さが1.0〜1.4kgもあるそうです。つまりこれを履いて歩くだけで自然と脚全体(特に普段はあまり使わない前側の筋肉)の筋肉を使える事となり、腰痛改善効果が期待できてしまうみたいでございます。

よくある、足首に付けるアンクルリストと何が違うの?というと、足首に付けるアンクルリストですと太ももの筋肉には効果はあっても、足の甲側の筋肉を使う事が出来ないんですよね。

重さのある靴ですと歩く際にしっかりと足の甲の筋肉も動かす事になります。コレが腰痛に効果的であるポイントなのかなと。

座る時間が長い人は要注意

日常、座り姿勢でのお仕事が多い方ほど、下半身はよく動かす事をオススメいたしますよ〜。足を動かす前と後でも、腰の重さってかなり変わってきます。足と腰の筋肉が繋がっている事を体感できる瞬間ですね。