どうもこんにちわ。ひろしげ(@hiro0524)です。
久々にハマって、Huluにて一気に観てしまいました。
海外ドラマの『パーソン・オブ・インタレスト』。
製作総指揮は『アルマゲドン』『LOST』のJ・J・エイブラムスと、『ダークナイト』『メメント』のジョナサン・ノーランという、好きな人にはこのメンツの名前だけでたまらない製作陣の海外ドラマです。
僕は当然この作品、この2人の監督の作品だっていうのがきっかけで見始めましたwJ・J・エイブラムスの作品ってハズレないんだよね。毎回、期待する以上に刺激的な作品を楽しませてもらってます。さらにはスターウォーズ最新作の監督に就任とのことで、2015年の公開が待ち通しすぎる。
そんでジョナサン・ノーランといえばバッドマンシリーズの枠を越えた名作『ダークナイト』の脚本家。ダークナイト監督のジョナサン・ノーランの弟さんだそう。
アルマゲドンもダークナイトも全然違うジャンルの映画でしたが、「好きな映画は?」と聞かれたらどちらも必ず名前を挙げる映画ですね〜
ってことで見始めたこの『パーソン・オブ・インタレスト』。
きっかけはこんな所でしたが、久々に海外ドラマにハマりました。
そこでせっかくなので、刺激的なオススメ海外ドラマをお探しの方へ、この作品がなぜおもしろいのか?という魅力を僕なりのちょっとナナメの視点から(?)簡単にご紹介させていただこうかと思います。
どんなドラマ?
“我々は見られている。政府の極秘のシステム”マシン”によって常に監視されている。開発したのはこの私だ。テロ行為を未然に防ぐためにマシンを設計したが、一般人を巻き込む凶悪犯罪も検知する。政府には”無用”の犯罪だ。政府は何もしないので、私が防ぐと決意した。まずは共に戦う腕の立つ相棒が必要だ。我々は当局の目をかわし秘密裏に動く。もしマシンが番号を告げたら、被害者でも加害者でも…必ず探し出す。”
—ドラマのオープニング フィンチの語り
舞台はニューヨーク。
元グリーンベレーでCIAの現地工作員、ジョン・リース(ジム・カヴィーゼル)と、過去を謎に包まれた億万長者のコンピュータの天才、ハロルド・フィンチ(マイケル・エマーソン)の二人がチームとなって、様々な事件を未然に解決していく。
こう言ってはなんだけども主人公の二人を見てもお分かりなように、パッと見、そこまで男前でも魅力的でもないんです。
さらにはセクシーな女優やキュートなヒロインも一切出演しておりません。
それなのに日本でも本国アメリカでも大ヒットしているのはなぜか?
と考えてみると、純粋に設定や演出、ストーリーがおもしろいからなんでしょうなぁ。
ってことで、なんでこのドラマがおもしろいのか?をさくっとまとめてみました。
パーソン・オブ・インタレストがおもしろい理由
全話に人間ドラマが描かれている
このドラマ、どちらかというと映画ダークナイトが好きな人にはかなりオススメできると思います。
なんでかというと、このドラマの毎回のストーリーの中で人間の覚悟や葛藤、そして普段は日常生活の中で表には出すことのない人の裏の表情が45分間という短時間にも関わらず非常に分かりやすく描かれているからです。
ジョナサン・ノーラン監督すごいな。
ダークナイトは誰よりも正義感に満ちあふれていた男が様々な事件を通して絶望の淵に堕ちて行く様を恐ろしいくらいにリアルに描いていましたが、この作品ではまさに今、堕ちて行く途中の人々をリースが救って行くというような内容になっています。
いや、どちらかというと”救う”というよりも、”悟す”という表現の方があっているかも。けっこう哲学的なセリフも多いですね。
さらにその役割を担っているリースとフィンチの二人がそれぞれ、一般の人では経験しえないような苦悩と絶望を抱えているという背景があるからこそ、一言一言の言葉に重みがあるんですよね。
メッセージ性が高い一方で、サスペンスならではの刺激やどんでん返しも満載のドラマです。
言い換えると、僕の大好物なタイプの作品ですw
会話のテンポが心地よい
リースとフィンチの会話のテンポも、このドラマのおもしろさの一つでしょうなー。お互いがお互いの思考を瞬時に理解し、必要最小限の言葉で様々な危機的状況を切り抜けていくシーンはまさに爽快。
また一方で、二人とも実はけっこうジョークが好きなところも萌えポイントなんですよね。そのジョークの内容は知的なものから子どもを茶化すような幼稚なものだったりと、また振り幅が広い。頭の切れる人ってジョークも上手いですよね。見習いたいものです(*´Д`)=з
ちなみに、毎回ドラマの冒頭でフィンチがリースに言う「Good morning Mr,Reese(おはよう、リース君)」という挨拶も、なんだかだんだんとクセになってくるから不思議。
華ではなく”渋さ”が魅力のキャスト
そしてやっぱりキャストの魅力も外せません。
ジョン・リース役のジム・カヴィーゼルは、映画なんかにありがちな王道の男前キャラという訳ではないものの、この世代の男性にしか出せない、人生の重みを背中に背負う絶妙な色気をかもしだしています。ドラマでの初登場シーンではホームレスとなりヒゲも髪も伸び放題の汚いおっさん風な見栄えでしたが、その後フィンチとタッグを組んでからの変貌は目を見張る程。僕は思わず、「この激渋なおっちゃん、確か最初はすんげぇ汚い感じだったよな…?」と、3,4話目まで見た上で1話目のリースをもう一度見返してしまいましたもんw シーズン1後半の、スーツにきちっと髪をセットしたリースの雰囲気は、男の僕でさえガン見してしまうほどの雰囲気がありましたね。
しかもリースの声がまた良いんだコレが。
低すぎず高すぎず優しい印象でスッと相手の心に染みわたるような、囁くような語り口。あんな事で口説かれたら、女性はたまらんでしょうなぁ。
さらにフィンチ役のマイケル・エマーソンの存在感もすごい。
ネット上の評判ではリースがマントを脱い無敵のバットマンだとしたら、フィンチはオシャレスーツに身を纏った、知性を備えた人間版C-3POと例えられていましたが、まさに良い得て妙だなと。
現場でCAI仕込みの超人的な身体能力を駆使し事件を未然に防ぐリースに対し、個人から国家機密情報までインターネット上のあらゆる情報に瞬時にアクセスし、現場のリースを補佐する天才エンジニアのフィンチ。
なんとまぁ頼りになる事か。
個人的にはフィンチの毎回のオシャレスーツの着こなしにも目が離せませんでした。
近い将来に実現しそうなギリギリの設定
我々の行動は”マシン”によってすべて見られているー
まさに数年後には実際にありそうな設定ですよね。というか、実はすでに実現しているのでは?とも思える設定。
今でこそ一般的な言葉として「ビッグデータ」という言葉が使われるようになってきましたが、このドラマが放送スタートした当時の2011年にはまだまだ認知度は低かったそうです。まさに時代を先取りしたドラマだった訳ですね。しかし容疑者の選出方法がSF的な予知能力という設定ではなく、マシンによるあらゆるデータから算出される社会保障番号という設定が、すごくリアリティがあるよね。
GoogleとかFacebookとかTwitterのようなネット企業と金融機関・インフラ系期間なんかが集まって協力すれば実際にできそうじゃない?と視聴者が想像できるギリギリな感じをドラマの設定としている事も、多くの人に受け入れられた理由なんでしょうね。
Huluでは2014年4月現在まだシーズン1しか配信されていませんが、早くシーズン2,3が配信されて欲しいものですね。
ってことでHuluで見たい人は僕と一緒にHuluにリクエストしてくださいw
↓フリンジもおすすめ。