腰の痛みの原因って大きく分けて上半身からか下半身からかの2パターンだと思うよ

カラダのこと

photo credit: kevin dooley via photopin cc

どうもひろしげ(@hiro0524)です!

 

そういえば最近、毎日多くの”腰痛持ち”の方の腰に触れていて思う事がありまして。

それが「腰の辛さの元々の原因は、上半身か下半身のどちらかから来ているのではないか?」って言う事。

僕は医師ではないので医学的な根拠や研究結果があるわけではないのですが、「腰が痛い!」っていう人の身体にいつも触れてみて思っていたことがありました。

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腰が痛い人の凝り方の特徴

腰痛があるっていう人の身体に触れてみると、大きくわけて2パターンの凝り方があるんですよね。

そのパターンっていうのが、上半身〜腰にかけて特に硬い場合と、腰〜脚にかけて硬い場合の2パターン。

中にはもちろん全身ガチガチの方もいるのですが、今日の所はちょっとそのパターンの方は別としておきます。

上半身〜腰が凝っているパターン

まずは腰痛の人の中で上半身〜腰が特に凝っている人の場合。

この場合多いのが、腕から背中を通って腰まで凝りが到達しているパターンです。

僕の経験からするとこんな状態の人は、現場仕事の人や引越し業者さんや宅配業者さん等の力仕事の方、または小さいお子さんのいる主婦さんなんかに多いですねー。腕の力を使って重いものを持ったり、小さいお子さんを抱き上げるときに、上半身の力のみで支えてしまうと、こうなる事が多いみたいです。

なんで腰の疲れなのに原因が腕から来てるの?っていうと、腰から背中・腕に繋がってる広背筋という大きい筋肉と、背中・肩に繋がっている僧帽筋っていう筋肉が、実は腕まで繋がってるからなんですな。

 

広背筋

僧帽筋と広背筋の位置関係、こんな感じ。

で、この広背筋っていうのが実は腕のこんなところにも繋がってるんですよ。

広背筋

 

これこれ。

左腕の肩の付け根あたりに付いてる部分、分かります??背中の筋肉って、実はこんな所まで繋がっているんですな。

 

なので考え方としてはこの逆を辿ると分かりやすくて、常に腕に力を入れて作業や抱っこをしていると腕で受けた重みがそのまま腰の筋肉に乗っかるのです。

ピンと伸びたロープの端を引っ張った時って、もう片方の端に引っ張る側と同じだけの力が伝わるりますよね?原理としてはこれと同じイメージなんですな。

 

上半身からの腰の疲れに思い当たる節のある人は、まず背中、腕からほぐさないとなかなか腰も弛みませんよ〜

腰〜下半身が凝っているパターン

次に腰〜下半身が凝っている人の場合。

この場合の原因として多いのが、太ももがガチガチor足の甲・裏がガチガチなパターンです。

僕の経験からするとこんな状態の人は、仕事でよく車に乗る人や事務仕事・パソコン仕事の人、ヒールで立ち仕事の人に多いですね。太ももが硬い人は、仕事中は常に座った姿勢で脚をずっと同じ姿勢で固定していることが多い人に、足の甲・裏が硬い人は、クッション性が少ない靴で仕事や生活している時間が長い人に多いですね。あと常にサンダル生活の人も足の甲がガチガチです。

太ももの筋肉って大腿筋(だいたいきん)っていって、ちょうどお腹の下あたりから腰に繋がる大腰筋(だいようきん)っていう筋肉と繋がっているんですね。こんな感じ。

大用金画像、拾い物ばかりですみませんw

太ももと腰の筋肉の繋がりが一番分かりやすかったのでお借りしました。

これ見ると、なんで太ももの張りが腰に来るのか?がイメージしやすいと思います。

 

更にこの太ももの大腿筋が張ってるときって、その下のふくらはぎとか足裏・足の甲あたりまで張ってる場合が多いんですよねー。

これにはいろいろな理由があると思うんですが、僕が思うにこのどちらかのパターンなのかなと。

①太ももが張る→太ももの血流が悪くなる→心臓から太ももを通って脚へ流れる血流が少なくなるのでその下の足先も張る

②そもそも足先が先に固まるため、その張りが上に上がってきて太ももが張る

のどちらかのパターンだと思ってます。

太ももか足先のどちらかだけ凝ってるっていう人は、今のところ見た事がありません。

 

つまり下半身から腰に凝りが来てる場合は、とにかく足全体がお疲れですよ〜っていう事ですね!

自分の体の状態を知ろう

肩凝り対策の本とかストレッチとか体操とかいろいろあるけども、いつも思うんですがそれ系の本って何で意見が一方的なんでしょうかね??

「肩こりにはコレが効く!」「腰痛対策にはまずこの体操!」とか、よくあるキャッチコピーですが、そもそも凝りの原因なんて人それぞれなんだから、コレをやれば必ず治る!なんていう万能の方法はないはずなんですけどねぇ…

本来であれば「まずはあなたの身体の状態がどんなふうになっているのか調べることからスタートしましょうね」っていうのが正しい対策本だと思うんです。

 

なので、本当に原因を根本から解決したいのであれば、病院や接骨院、マッサージに行った際、「わたしのカラダはどこの筋肉が張っていますか?」っていうのを先生に聞いてみるのも良いかもしれません。出来れば筋肉の名称で。

そこで言われた筋肉の名前をこんな簡単な本で調べてみると、「なんでここが張ってるのかな?」っていう疑問から、自分の日常での身体の使い方を考える良いきっかけになると思いますよ〜

なんでもかんでも手当たり次第に試すのではなく、まずは自分のカラダの状態をよーく見てみることをオススメいたします。