身体が正常な状態とは、”身体の勘”がしっかりと働いている状態だと思います

カラダのこと

photo credit: Y♥YNTL via photopin cc

最近もいろいろと身体に関する事や心に関わる事についていろいろと本を読んだり調べてみたりしていたんですが、そんな中で常に頭の中にこだまする、こんな疑問。

 

「本当に身体が正常な状態って、言葉で表現するとどんな状態の事を言うのかな?」

 

ということ。

外傷はなくとも、怪我もなくとも、どこか身体の不調を感じている人って世の中にたくさんいるんですよね。

というか、リラクゼーション店にくる人の8割くらいはそんな方々。

なーんか身体が痛かったり呼吸が浅かったりと気分が優れないけれど、病院にいく程でもない。むしろたとえ病院に行ったとしてもロキソニンや湿布を処方されるだけで、何の解決にもならない。

そんな方々。

(ちなみに残りの2割は、暇だから時間潰しにとか、会話したいから来るという方が多い気がします。)

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そしてそんな方々に必要な事って、どんな事なんだろう?

って考えてみたときに、僕としてはやっぱりコレが一番大事なんじゃないのかなと思った事は、

”身体のセンサーがしっかりと働いている状態になること”

なんじゃないのかなと思います。

 

この身体のセンサーっていうのは、「転ぶと痛む」とか「暑いと汗をかく」というような外見から分かるセンサーだけではなくてですね、例えば「自分に合わない物を食べると胃がむかむかする」とか、「自分と空気が合わない環境にいると、頭が痛む」、「なんかこの体勢、ツライぞ」等の、

あれ?何かコレをすると普段とちょっと違う感じがする。

というような、自分にとっての異常信号をいち早く察知できるようなセンサーの事を指しています。

 

もみほぐしの仕事をしていてたまに思うんですが、ガチガチに凝ってしまっているお客さんのお身体に触れると、「何でこんなに筋肉が固まってしまった状態で生活できるのだろう…?」と、不思議に思っていたんですよね。

その答えのヒントになりそうな考え方が先日読んだある本にあったのですが、現代の僕たちって、身体や自分の脚を動かして考えるのではなく、何事も頭で考えて生活する事が多いですよね。

身体って本来であれば、

身体のカン(勘)+頭で考える事

をバランス良く使う事が望ましいそうですが、仕事においても効率化やwebの発展、デバイスの進化によって身体を使う事が少なくなってきた時代において、僕らに本来備わっている身体の勘が鈍ってきているのではないか?とも考えられるそうです。

 

言われてみれば、確かになぁと考えさせられる場面も多いですよね。

今の季節でいうと、真夏にも関わらずどこにいっても快適に過ごす事ができる空調や冷房が完備されている。

ちょっと昔の時代であれば、直接お客さんのもとに足を運んでご説明、ご紹介していた仕事なんかも、最近ではメールやデータの送信によってその場にいながら打ち合わせが可能になっている。

映画館にわざわざ行かずとも、自宅にいながらオンデマンドで映画やドラマを好きなだけ見る事ができる。

 

そう。

身体を動かす事と、自然の環境の中に身を置く機会

って、日常生活の中でどんどんどんどん少なくなってきているんですよね。

 

 

仕事以外の場面を考えてみても、僕らの”身体のカン”を失わせるのに十分な環境って、どんどん整ってきていると思うんですよね。

 

でもね、それを使う事自体を、決して否定している訳ではないんですよ。

どちらかというと僕もデバイスやwebコンテンツ大好きな方なので。笑

 

大事な事はたぶん、しっかりと自然と触れ合ったり、自分自身の身体の感覚に耳を傾ける時間をちゃんと作る事なんだろうなと思います。

 

身体って正直ですね〜ほんと。