【書評】いくら運動してもマッサージに行っても疲れが取れないあなたへ。

カラダのこと

photo credit: Camera Eye Photography via photopin cc

どうも。割と本好なメガネ男子なひろしげです。

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昨日のエントリーにてちょこっと触れましたが、ロルファー藤本さんの著書「身体のホームポジション」という本を読みました。

この仕事初めてから解剖学、生理学を始め、マッサージやストレッチ、いろんな手技手法の本等、ちょいちょい読んで来ましたが、この本はその中でもかなり目から鱗的な内容ばかりでした。

できる事ならこの本、丸ごと紹介させてもらいたいくらいですが…それは出来ないのでw

いくつか気になったポイントをちょこっとだけ備忘録的に。

まずスタートのスタンスが違う

普通さ、これ系の本って例えば、「◯◯をすれば身体がラクになる!」「△△で腰痛が消えた!」なんていう、とりあえず結果を分かりやすく端的に、キャッチコピーみたく使ってる本が多いじゃないですか?

エクササイズ系の本も、「10日でマイナス10キロ!」とかよくあるよね。

いやいや、現実的に考えてそれ、ほぼ無理やん。

って思うような。

 

で。

この本が何が違うかっていうと、まずそうゆう一方的な「◯◯をしましょう」的なものがないのですよ。

出だしというか全編に渡ってテーマになっているんですけども、「あたなの身体はどのような状態になっていますか?肩がしんどいですか?それとも脚ですか?」っていうのをまず知りましょうていうこと。

本の中で藤本さんはよく、カラダに問いかけるっていう表現を使われてます。

 

これ、どんな事をやるにしても基本中の基本ですよね。

スポーツやるにしても勉強するにしても、まず今の自分の実力とか立ち位置が分からんと、対策しようがないものね。

身体に関しても実はこの考えってすんごーーーく重要なんです。

っていう部分がこの本のまず素敵な考え方の部分。

目鼻口耳を君は気にしたことがあるか?

次におもしろいのが、本書の中で解説されてる、目鼻口耳の機能についての解説。
個人的にはこれがめちゃくちゃおもしろかった。

参考になった。

顔周りのパーツが身体全体にどんな風に影響してるかって考えた事あります?

目については多少あるかもだけども、鼻とか口とか耳はほとんどのヒトが全然気に掛けた事ないと思う。けれども実はどの部分もすんごく外部の影響を受けているんですよね。日常生活の中で。

各部位ごとに事例が載ってまして、もうそれを自慢げにここで全部紹介したいくらいだけどもそれはできんので、例えば耳。

 

耳に関しては別の本でも藤本さんが詳しく紹介されてたんですけども、耳が固まる事例でイメージしやすいことは、難しい話を一生懸命聞いている時、耳は緊張して、耳周辺の筋肉を固めてしまっている」らしいのです。

 

まぁ例えば、会社の上司の話とかね。

まぁ例えば、めんどくさいお客さんの話とかね。

まぁ例えば、つまらん男の話とかね。

 

うん。これ、個人的には目から鱗的な発想でしたよ僕…

よく、肩凝りはストレスがうんぬんとはよく言うけども、じゃあそのストレスって何だ?って思ってたわたくしなのですが、この話を聞いて「The ストレス」の考え方がなんとなく分かった気がしましたもん。

更に藤本さんはおもしろい事に、この”耳の固まり”を解剖学的にも、初心者にも分かりやすく解説してくれているのですな。

耳の内側には蝶頸骨っていう骨がって、それが横隔膜と関係していてとか、聴覚野の大切さとか胸鎖乳突筋がなんちゃらとか….その関連性がまたすごいのです。なるほど!と、心ではなく魂で理解できたのです。

 

そんなこんなの、日常生活と顔のパーツについてのなるほど解説が盛りだくさん。

おもしろすぎて、本を読み終わってしまうのが悲しいくらいでした(/Д`)

筋肉のセンサーの話

あと興味深かったのはやはり、筋肉のセンサー的な役割になる、筋紡錘とその影響についてのお話。

筋紡錘とは、骨格筋中にある紡錘形の微小な感覚器。筋肉の収縮を感知して手足の位置・運動・重量・抵抗の感覚を起こす。動物の姿勢保持や細かい運動に重要。

とありますが、イメージ的には筋肉内にあるセンサーみたいなもんですね。

で、身体が常に緊張状態にあるヒトって、このセンサーがうまく働いていない場合がある。それはなぜか…!?

なんていう解説がこれまた分かりやすく載ってるんですわ。

 

これはねぇ個人的には、マッサージに何度通ってもコリが取れない人にぜひ読んでみて欲しいと思った。

そしてどんどん強く押して欲しくなってしまう人。そんな人もまず、この部分を理解してみて欲しいと思った。

やはり強押しを繰り返してしまうのはよろしくないね。

 

更にこの後の章にて、皮膚感覚についての解説があるんだけども、この部分を読んで、改めて思った事。

マッサージの強押しは、体に良くないよ。

ホント。

コリをほぐすのにある程度の圧は必要だけれども、強すぎる圧はかえって逆効果になる。そのメカニズムがすんごく分かりやすく載ってた。コリがひどい人はぜひ読んでみて欲しいです。

あと個人的に思ったこと

人間の身体ってすっごい機能がたくさんあるんだなぁと改めて実感。

またそれを思えば思う程、じゃあ日常生活の中で僕らはどれだけその機能を閉じ込めてしまっているのか?と苦悩しました。

 

うーむ、やっぱりまだまだできる事いっぱいありそうでよかった。

あと最後に一言。

日本人、もっとハグしよう。

※この意味は著書の「皮膚編」を読めば、僕が言いたい事は分かると思います。