先日、ちょっと時間があった時にふらっとブックオフに立ち寄りまして、
ふと、「100円でおもしろそうな新書を何冊かジャケ買いならぬ、タイトル買いしてみよう」と思い立った際に出会った本がありました。
「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」
…なんやこれ。
めっちゃ気になるタイトルやん…!
photo credit: FutUndBeidl via photopin cc
今はマッサージの仕事をしておりますが、元々は一応そこそこ名前の知れた会社で働いていたサラリーマンだった僕としては、会社では筋トレをしなくとも仕事が出来る人はめちゃくちゃ多くいたので、どうしてもこの本の中身を見たくてたまらなくなり、もちろんお買い上げ。
100円でこんなワクワクさせてくれる出会いを提供してくれるブックオフってすごいですね。ブックオフ様々です。
人生にショートカットはない
この本の内容はこの方↓がブログにて端的に分かりやすく解説してくれてますが、実はこの本の中身は”筋トレすればデキるビジネスマンになれる!!”という意味の自己啓発本ではなく、筋トレ知識や筋トレ哲学についてのすばらしい参考書です。
題名で損している/山本ケンイチ『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』 – クマ、北陸改め北関東にいます
後半の筋トレに対する様々な理論や解説と、あと筆者の筋トレ愛の熱さはすごいです。
下手なトレーニング教本を読むよりも先にこの本を読む方が、実際のトレーニングのイメージが沸きやすいかも。
「一晩でムキムキな身体を作れないように、仕事も人生も日々の積み重ねや目標からの逆算が大切なんやで」
この本をざっと読んでみて個人的に感じた、筆者さんの伝えたかったメッセージ。
まさにコレかなと思いました。
どんなに激しくトレーニングしたって、1ヶ月でプロレスラーのようなムキムキの身体にはなれないし、
どんなに食べたって1ヶ月で力士のような大きな身体にはなれない。
ならばその逆も同様で、
どんなに厳しいダイエット方法でも1ヶ月で理想の体系にはなれないし、
どんなに食事を減らしても1ヶ月で健康的に痩せる事はできない…
…世の中、やはりそんなに甘くないですね。
あ、ちなみに仕事できる人=筋トレっていう理論としては、「仕事ができる人は現状から目標に達するまでのプラン立案がしっかりと出来て、かつ達成までの自己管理を徹底して行う事ができるため、筋トレにも同様の理論を当てはめてしっかりと継続することができるから」という理論のようでした。
著者のトレーナーさんのパーソナルトレーニングのクライアントさんには経営者や外資系一流企業に勤めるサラリーマンの人が多いそうなんですが、それはたぶん、務めているジムの価格や土地柄も多いに関係あるんじゃないかなと思った。だって僕の通っている一ノ割にあるジムでは主婦の方がパーソナルトレーニング受けている事が多いもんね。なぜかというとジムに来ている人の7割くらいが主婦やお年寄りの方々だからw
カラダに関わる仕事から見た筋トレ
もみほぐし屋の立場から考えてみると、やはり凝りから安定して解消されるためにはある程度の筋トレは避けては通れない道だと思うんですよねぇ。
どんなにマッサージやストレッチでカラダが弛んでも、日常生活での根本的なカラダの使い方をちょっとずつでも変えていかないとまた同じ痛みやしんどさが積み重なってしまうので。
ただ、カラダ本来の感覚を思い出す・体感するという意味では、マッサージやリラクゼーションはすごく良い方法だと思います。
マッサージ受けると、脚や肩がすんごく軽くなった感覚になる事ってありますよね?あの感覚って見方を変えると、あれが「身体として本来あるべき姿」なんですよね。
だけど、日常のどこかで変なカラダの使い方を続けてしまった結果、疲れが溜まって肩凝りや痛みが出たり重くなってしまったりしているだけで。だからマッサージやストレッチをした直後の”カラダの感覚”っていうのは、筋トレでいう「マッチョになりたい!」っていう目標設定と同じだと思います。
なので身体を作って行く上でベストなのは、ある程度の運動を継続しつつ、運動では弛まない部分の筋肉をマッサージやストレッチでほぐして貰うのが良いと思われます。どんなに一流のスポーツトレーナーさんやスポーツ選手だって、自分一人の力ではどうにもできない深い筋肉とかもありますからね。
まとめ
筋トレって、カラダに筋肉が付いて来る感覚があると急におもしろくなるから不思議。