【書評】レイヤー化する世界 / 佐々木俊尚さん

ひとりごと

読みました。なかなかおもしろかったー。

 

内容を簡単に一言!で言うと、

これからはタテの組織だけじゃなくて、インターネットを使ってヨコのレイヤーで活動できる場が増えて来るから、どんどん自分のやりたいことで外に出ていこうっていうお話。

”インターネット使うともっといろんな事で稼げるよ”っていう感じのメッセージが沢山ありました。

「この先、世の中がフラットにレイヤー化しちゃうから、急いでスキルを付けないと置いて行かれるよ」っていう危機感を煽る内容ではなくて、

「インターネットで世界中と繋がれると、もっと仕事もプライベートも世界が広がるよ」っていう、極めて前向きな内容です。

音楽業界がインターネット時代に変わって来た例

本の中の例で言うと、今の音楽業界を例にしてたケースが分かりやすかったな。僕自身もちょこっと音楽業界に片足入れてた時期があったから分かりやすかったってのもあったけども。

 

昔は音楽業界って、レコード会社が絶対的権力を握ってた。

ミュージシャンがいて彼らが作る楽曲があって、彼らの売り方やプロモーションをするプロデューサーがいて、CD製作会社の社員さん技術さんがいて、作ったCDを販売するCDショップがあって。

そんな沢山の要素の上にレコード会社っていう大きな権力が君臨してた。

イメージでいうと、上から下まできっちり区切られたケーキの層みたいな構造になってたんですよね。

 

それがインターネットの時代になって、大きく変化してきた。

 

音楽を買うのはCDショップではなくインターネットというインフラ。音楽を販売するのはiTunesというサービス。iTunesで買った音楽を聞くためのiPodやスマホ、タブレットというツール。オススメの音楽情報を交換しあうSNSや各種メディア。

そして、自分で作って自分で販売できるツールを手にしたミュージシャン。

今、音楽業界で一番大事な部分て、広告費や宣伝費を出すレコード会社じゃないんですよね。

大事なのは音源やコンテンツや仕掛けそのものを産み出す「アーティスト」。

ドラマのタイアップに使われたから売れる!とか、CM曲になったから売れる!なんてのはもう昔の話。

インディースながら、奇抜なライブ演出やらネットでの動画配信をコツコツ重ねて大ヒットした金爆ことゴールデンボンバーさんとか、まさにこれの象徴ですね。すごいよね。

グラビアアイドルもインディーズからブレイク?

で。ちょうどタイムリーな事にこんな記事を見ました。

「巨尻」で話題のグラビアアイドル・倉持由香さんから、ウェブマーケティングの神髄を学んでみた。「巨尻」で話題のグラビアアイドル・倉持由香さんから、ウェブマーケティングの神髄を学んでみた。はてなブックマーク - 「巨尻」で話題のグラビアアイドル・倉持由香さんから、ウェブマーケティングの神髄を学んでみた。

 

 

ちょっと前からネット上でちょいちょい話題になってた、倉持 由香さん。

ついにはなんと、あのハフィンポストがそのマーケティング(?)のすごさを分析した記事を掲載してたくらい話題になってるw

ニコ動でかなりキワドイ生放送やってたりして名前は聞いた事あったけど、最近その自己プロモーションが一層話題なってますねー。

倉持さんの、自撮り写メをTwitterに掲載し続け、さらには自分の売りである  巨尻をおもしろおかしくネタにするっていう、その抜群のセンス。Twitterを好む人の心理をよく分かってる。

こーゆうタレントさんとかアーティストさんてどんどん出てきそうだよねこれから。

インターネットって上手に使うとイイ事あると思うよ

個人的には、みんなブログとかHPでもっといろいろ思う事を書いていけばいいのになーって思ったりする。個人事業主なんか特に。

ブログってその人ごとの個性がかなり出てくるものだから、名刺交換代わりにお互いのブログを見合うなんてこともアリなんじゃないのかなー。

リア充アピール合戦のFacebookだと、なかなかその人の本音の部分って分からないもんねw

仕事の事や好きな趣味の事なんかどんどん書き溜めていくのも良いと思うし。運が良ければそこから仕事の取引に繋がったりするだろうし。

あと自分の考えをまとめて文字にするって、けっこう良い思考整理になるんですわこれが。

まとめ

人生一度きりだし、どうせなら好きな事を、とことん。

もっと自由に働きたい (U25サバイバル・マニュアル) (U25 SURVIVAL MANUAL SERIES)
by カエレバ