夏に向けての足のむくみ解消には、足裏ケア+足の甲ケアが大事だと思います

カラダのこと

気温も暖かくなり、次第に脚を露出する機会も増えてくるこの季節。毎年毎年の事かもしれませんが、みなさま、お脚のむくみケアの調子はいかがでしょうか?順調でございますか?

さて本日は、日頃より老若男女職種問わず様々な方の脚に触れているもみほぐし屋が考える、脚のむくみ解消についてのアドバイスでございます(※あくまで個人の考えるアドバイスですので悪しからず)。

むくみ解消のポイントは「足首から下」

「むくみ 解消」

でネット上を検索するといろいろな、本当にいろいろな脚のむくみ対策サイトが検索結果に上がってきますね~。食事系の対策や運動系の対策やサランラップを使った足全体の暖め方法、内臓に対する対策etc…

正直に関係のあるなしで言ってしまえば、身体っていうのはそれをカタチ造る材料である「食べ物」と、全身の筋肉の「繋がり」で構成されているものなので、やっぱり全てが大なり小なり関係はしてくるものだと思います。

しかし、それですと「アレやってコレやって更にコレもやって…」ととてもとてもキリがありませんので(いろいろ詰め込めすぎてワカラないサイトってよくありますよね…)、僕が考えるのオススメ方法。

それは、まず足首から下をなんとかする事でございます。

むくんでいるそのふくらはぎに”直接”繋がっている部分→足首から下

「足首から下の開放なくして、ふくらはぎの開放なし。」

脚の構造を考えてみますと、個人的にはこう言ってしまっても過言ではないのではないか?とさえ思っております。何故なら、ふくらはぎに繋がっている身体のパーツって、当然なのですが、「足首から下」なんですよね(もちろんひざ上も)。つまり、歩いたり走ったりする際に足首から下にかかる衝撃は、知らず知らずのうちに僕達のふくらはぎまで伝わっております。

実際、リラクゼーション店にいらっしゃる、「足が疲れている!」とおっしゃるお客さんは男女問わずほぼ100%足裏がカチカチです。そして恐ろしい事に、ご本人はその事実にほとんど気づいていません。「脚の根本的なリラックスには足裏のリラックスが大事なんですよ~」って言っても「ふーーーん」くらいの反応で、全然気にしてくれませんw

ってことで試しにやってみて頂きたいのですが、自分の足裏と他の人の足裏の硬さを実際に手で触れて比べてみてください。足裏の固さって、人によって全然違うという事に気づいて頂けるかと思います(中には足裏が柔らかくとも足が疲れる人もいますが、その際はまた別の要因が関係してくるかと思います)。

そして更に見落とし勝ちなのが、足の表側の「足の甲~スネの部分」。どうしても脚の疲れというとい「足裏」と「ふくらはぎ」にフィーチャーされがちなんですが、ここ、実はめちゃくちゃ大事なポイントなんですよ。

なぜか?と言うと、足裏の筋肉は足表に繋がっているし、ふくらはぎの筋肉はスネに繋がっているから。僕らの身体は全身が風船のようにピンと張っているようなイメージなので、裏側が固まれば表側も固まるのです。つまり逆を言うと、表が緩むと裏も緩むのです。

ふくらはぎが辛いからってふくらはぎのケアだけしていても、残念ながらなかなか改善はしないんですのよ。

足裏は身体の中で唯一、24時間ずっと外部と接しているパーツ

…なのです。足裏って。

ちなみに身体のパーツの中で二番目に外部と接するのは手、もっと細かく言うと指ですね。頻度で言いますときっと。だからこそ指の筋肉の付け根である肩こりが一番起こるんですよね。

ちょっと話が脱線しますが、皆さん、自分の体重を同じくらいの重さって持ち上げた事ありますか?

僕は最近、身体のケアがてらジムにちょいちょい通ってまして、その際はベンチプレスでトレーニングもやっているんですがね、自分の体重と同じくらいの重さを持ち上げるって、想像以上にしんどいですよ。トレーニング経験のある方にはお分かりいただけると思うのですが。ぜひ機会があれば一度やってみていただきたいです。

で、何が言いたいかと言うと、自分の身体の何十キロっていう体重をたった二本で支えてくれている足裏って、実は相当に凄いんですよね。だからこそしっかりケアしてあげるべき箇所なのです。

足首から下のケア=足全体のケア

いろいろと述べてしまいましたが、つまり何が言いたいかと言うと、

足首から下のケアをすること=結局、足全体のケアをすることと同義

だよっていう事です。

オススメの足首から下のケア方法!

足首から下全体のケア

一番シンプルかつどこでも何時でもできる方法は、とにかく足首から下を自発的に動かす事だと思います。ちょうど良いイメージ動画を見つけましたので、貼っておきますね。

一日にたった10分間だけ毎日これを続けるだけでも、足のむくみ具合いはかなり変わってくると思います。これをやる際は仰向けに寝た状態にて行っても良いですし、立った状態で、ゆっくりとつまさき立ちを繰り返すような感じでもOKです。仕事中にパソコンを操作しながら足元だけ動かしても良し、立ち仕事の最中にちょっと立ち止まってつま先立ちするも良し。

何故この運動がオススメなのか?というと、この運動を行うとふくらはぎも足のスネ側の筋肉も、同時に使う(動かす)事ができるからなんですよね。女性には特によくある事なのですが、日常や仕事の中でかかと側が高くなっている靴を履く事が多いと、足裏のつま先部分は常にずーーーーーっと力を込めた(体重を載せた)状態になってしまう事が多く、力を入れたり⇔緩めたりという運動をする機会が少なくなってしまっています。そうするとこの「つま先側を動かす」ために使う筋肉がガッチガチに固まってしまい、そのガチガチがふくらはぎまで侵食してしまう、なんてことはとても多いですね。

足裏、足の甲ケア

足裏のケアに関してはツボ押しや足つぼ踏みグッズ等が有名ですが、個人的にはオイルやボディクリームを使って手や指でじんわりと足裏の固まりを緩めていく方法がオススメです。手や指を使うと自分の足の筋肉感覚を直接、指先にて感じることができますし、触れていく中で生じる微妙な変化を感じる事ができ、とてもおもしろいと思います。

押す場所については、足裏ケアではお馴染みの”反射区”は特に意識する必要はなく、押していて「なんかここ、硬いな」「ここ押すと気持ちいいな」って感じる部分でOKだと思います。しいてオススメを言うならば、足裏の筋肉の流れを図で見ながら押してみると面白いかと思いますよ〜。ネットで「足裏 筋肉」と検索すると足裏の解剖学図なんかが沢山でてきますので、興味があればゼヒ。

足の甲のケアに関しては、骨と骨の間の筋肉を同じく狙うと効果的。ここに関しても強く押す必要はなく、指の腹等でじんわりと、骨と骨の間の筋肉の固まりを開放して、指と指の感覚を広げてあげるようなイメージで行うと良いかなと思います。

まとめ

「むくみにくい脚」になるためには、やっぱり根本的な脚の機能を改善することが一番なのではないかな?と思います。最近では夜に寝ている間に装着することでむくみを解消できるグッズ等々も多く見かけますが、脚をキュッと締める事によって一時的にむくみは改善はするものの、その改善は外部から力を加えた事による改善であるので、締め付け感が無くなってしまうとまたすぐに元通りになってしまう事も多いのかなと。

まずは足首から下(足裏含む)の機能を改善して、むくみにくい脚を!