【書評】影響力の武器 / ロバート・B・チャルディーニ

ひとりごと

友人から勧められたので、読んでみました。

 

 

お…おもろいやん、コレ…!

 

 

ビジネス本としてはかなり有名な本みたいですね。へたな心理本とか自己啓発系の本なんかよりも全然おもしろい。

カーネギーの「人を動かす」が面白いと感じた人には、間違いなくオススメできる本です。

「どんな行動が人に影響力を与えるのか?」という各章のテーマに沿って、それぞれしっかりとした科学的な実験結果や実践を踏まえた研究も織り交ぜての事例紹介があるので、実際にそのテーマを日常生活の中で実践した際のイメージが具体的にわかりやすかったのです。

営業マンの方なんかはこの本の内容、かなり参考になるんじゃないのかな?

というか無意識のうちにこの本の内容を実践している人ってけっこういそう。コミットメントと一貫性とか返報性の原理とか。

世の中、本当は超シンプルだと思う

この本、見方によっては最近はやりの「人を動かす、ブラック心理術」的な捉えられ方をされがちかもしれないけど、もっと単純に読むと、人の気持ちが動く理由って難しく考えがちなんだけども、実はすんごくシンプルなんだろうなぁと考えさせられる本でした。

”他人に親切にしてもらいたいなら、まず、自分が親切にしなさい”とはよく言ったもんだホント。

愛されたい愛されたいって言う前に、まず誰かを愛してみなさい。

って言われてるようでした。 

もっと簡単にいろいろ考えてみよっと。

ダマされやすい性格をなんとかしたい人にもオススメ?

「どうやったら影響力を与える事が出来るのか?」に関していろいろな考え方や事例が紹介されている本書ですが、一方でそれを悪用する悲しい人間も世の中にはいますよ、という注意も述べてくれております。

実は一流営業マンと詐欺師って紙一重だったりするもんね。

なのでこの本の内容って、見方を変えると詐欺師や口がうまい人の常套手段ですw

「私って何でこんなに騙されやすいの?」っていう悩みを抱えている方は、もしかするとこの本の事例みたいな行動を日常的にしてしまっているのかも。

自分を客観的に見るための参考にも良いかもです。

 

ちなみに僕自身も無意識のウチに他人に影響されてる事、いろいろありました…

値段が高いものを見た後に安いものを見ると、つい、値段以上に安く感じてしまったりとか。

相手の肩書きを聞いただけで、つい、話し方を変えてしまったりとか。

飲み屋さんで店員さんが美人だと、つい、オススメされた料理を何も考えず頼んでしまったりとか…

アラサーにもなるといろいろ経験して「相手じゃなくて、自分はどう思ってるのか?」っていう事を考えるクセがついてきたので、流される事も少なくなってきましたけど。何も考えていなかった昔はヒドかった…(´Д`;)w

まとめ

こうゆうテクニックって、恋愛に通じる部分も多いよね。

悪い男に騙されない対策にもどーぞ。