連休もあっという間に最終日。楽しい時間って過ぎて行くのもあっと言う間ですよね…
以前にどこかでちらっと見たんですが、僕らが心から何かを楽しんでいたり集中したりして時間を忘れているときって、僕らの脳中は本当に時間が止まったような状態になっているらしいですね。なので極端な表現をすると、時間を忘れている時って歳を取らないらしいです。(!)
そう考えると、自分のやりたい事をやって人生を楽しんでいる人がいつまでも若々しいのも、納得できる気がません?
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さてさて。本日の記事は完全にひとりごとですw
日々、いろいろな人に触れていながらなんとなく思ったので、自分の中でちょっと考えをまとめてみようかなと。
今、これだけ日本でリーズナブルなリラクゼーション店が増えているのは、日本人の心の中に元々あった、でも誰も口には出していなかった気持ちが関係しているんじゃないかなーと思っています。
人は”誰かに触れて欲しい”というスキンシップ願望を持っている
リーズナブルなリラクゼーション店に通うお客さんの多は、運動や自宅でのストレッチ等、自発的には何もしない方が多いんですよね。仕事にお忙しかったり、趣味にお忙しかったり、恋にお忙しかったりと理由はいろいろだと思います。
…あ。もちろん、全員が全員何にもやらないって事はないと思いますよ!w
でもそんな中でも、マッサージには週に一度や月に一度は定期的に来る。そんな人ってけっこう多いんですね。多い人だと2,3日に一度来る人もいます。「安いからね!」って。すごくありがたいことなんですけどね〜
しかし。
個人的になのですが、長い間、「これってなんで???」って不思議に思ってました。
だってさ。肩凝りや腰痛が本当にひどかったら、やっぱり自分で身体を動かしてみると思うんですよね。どこのマッサージ店やお医者さんに行っても、誰に聞いたとしても、肩凝りや腰痛を改善するには、「マッサージだけじゃなくて、運動しないとダメだよー」って言われるはず。
そこまでいろんな人に同じアドバイスされているにも関わらず、全く身体を動かさずにマッサージだけを受ける人って、何でなんだろう?と考えた時に、ふと思ったのがこれです。
「みんな本当はマッサージが好きなんじゃなくて、他人に触れられるのが好きなんじゃなかろうか?」
と。
そう考えると、運動するのは嫌いだけどマッサージは大好きという人が多いのも頷けるかなと。
触れられると気持ちが良い事にみんなが気付いた
日本は元々、諸外国に比べるとスキンシップが少ない文化です。
以前、元サッカー日本代表監督のトルシエさんが初来日した際の印象をこんな風に語っていたそうです。
98年秋に初めて来日した当初、私が驚いたのは日本人が触れ合わないことだった。挨拶のとき握手をしないし抱擁もキスもしない。肌の関係が日本には欠落していた。
外国人がよく言う意見ですよね。「日本人は冷たい!」って。
もちろん日本以外の国がどこもかしこも握手やキスをしまくっているという訳ではないと思いますが、挨拶の際も基本はお辞儀が”じゃぱにーずすたいる”。そのため、他人と肌が直接触れるっていう機会は、ほとんどないですよね。
でも、日本人はスキンシップが嫌いなのか?というと、決してそんな訳はないと思います。
某アイドルグループに代表される社会現象レベルの握手会の爆発的な盛り上がりの様子なんかを見ても(「アイドル」っていうフィルターはかなり大きいとは思いますが)、”本当は触れたいけども、他人の目や倫理観が邪魔して触れられない”っていう隠れた欲求は日本人の中にあったんだと思います。一般の人を相手に「僕と握手してください!」なんて言ったら下手したら通報されかねないですけども、そこを「アイドル」「お金でチケットを買っているから」という、自分の行動を肯定できる要素ができたことで堂々とスキンシップをとる事ができる環境になったのが「握手会」なのかなぁと。
「触れたいのに触れられない。」
「触れて欲しいのに、触れてもらえない…」
そんな行き場のない思いをみんながみんな抱えていたときお安いお安いリラクゼーション店が出現し、握手会よりも長い時間、さらには全身まんべんなく触れられる事を経験して、日本人もやっと「触れられる事の心地よさ」に気付き出した。
そんな背景もあるかもですね。
「スキンシップ」と「コミュニケーション」は切っても切れない関係
さらには「アイドル」が「日本人スタッフ」に変わったのが、現在のリーズナブルなリラクゼーション店なのかもしれません。
スキンシップをとるにあたって欠かせない要素が、意思疎通がしっかりできるかどうか?ってこと。当然っていえば当然なんですけど、改めて考えてみると大事なんですよねこれ。
ひと昔前のリラクゼーション・マッサージ店のイメージといえば、『働いているスタッフは中国人や韓国人が多そうで、なんか怪しいビルの中にあったりして、やたら痛い事ばっかりされて…』と、あまり明るいイメージはありませんでしたよね。
そんな中で最近のリラクゼーション店が画期的だったポイントとして、スタッフの多くが日本人という安心感だったんだろうなと思います。身体に触れられるのにも関わらず言葉や要望がスムーズに伝わらないと、受ける側としてはけっこう不安ですもんね。
”触れて欲しいけど、コミュニケーションがしっかり取れない人だとちょっと怖い…”
日本人にありがちなそんなシャイな気持ちへの解決策になったのが、「働くスタッフの多くが日本人」という点だったのかもですね。
まとめ
「付き合ってるけど、手も繋がない。」
「夫婦だけど、相手の身体に触れるのもイヤだ。」
日本だと割とよくきく言葉ですよね。ちょっと寂しいですけど。でも本当はみんな、どこかで相手に触れたい・触れて欲しいっていう気持ちがあると思うんですよね。なかなか言葉にして言えないだけで。
たまには恥ずかしがらずに、ちょっと積極的にスキンシップをとってみることもアリかも?