公開初日にさっそく見てきました。
「るろうに剣心 京都大火編」。
感想をまず、一言で言うと。
…素晴らしい!
これは原作のるろ剣ファンでも十分に楽しめる内容なんじゃないのかなと思います。
僕もるろ剣は全巻持っている側の人間なんですけども、原作の名台詞が出てきシーンなんかでは毎回懐かしくてニヤニヤしてしまいましたよ。
そして。
先に以下のエントリーについてお伝えしておきますが、こちらのエントリーには「良かった点の感想のみ」書いております。ネット上にはいろいろな方のご意見がいろいろな角度から上がっていると思いますので、酷評はぜひ他の場所にてご覧下さいませw
キャストさんの雰囲気がかなり原作に近い
原作をよく知っている人であっても各々納得の、いや、正直に言って
期待以上
の素晴らしいキャスティングでした。
四乃森蒼紫。巻町操。翁。駒形由美。瀬田宗次郎。方治。張。
キャストの皆さんそれぞれが、原作のキャラクターの特徴やセリフ・佇まいに至るまでかなり徹底してご研究されたのだろうなぁと思える内容。
宗次郎の本音が読めない雰囲気と、あの「宿地」のステップはしっかり再現されているし。
張のコッテコテの関西弁とぶっ飛んだキャラクターも原作そのままだし。むしろ原作越えた?
方治の少し頭が固そうな感じと志々雄LOVEっぷりはばっちりと表現されてるし。
蒼紫×翁のアクションシーンの最後のアレは…回転剣舞?ですよね!?そう信じたい。
そして何と言っても、これ以上はないと言っても過言ではないくらいに抜群のキャストだと思ったのが、
藤原竜也さん演じる、志々雄真実。
生で再現された火傷跡の痛々しさや腹の底から絞り出すようなドス黒い声のおぞましさは、もしかしたら原作以上かもしれない。そして若かりし影の人斬り役の頃の美男子ビジュアルを含め、完璧でした…!
ストーリー進行に無駄がない
原作を知っていればいるほど、気になる方も多いと思うこの点。
ですが。
「ホントに上手くまとめたなぁ〜」
と感じるくらい、無駄無くポイントを押さえたストーリーに仕上がっております。
キャラクターごとのバックグラウンド描写はさすがに映画という尺の関係上、若干物足りない感じはありますが、流れとしてはバッチリ。特に違和感なく、懐かしのあの名場面を実写版にてしっかりと楽しむ事ができました。
というかオイシイ場面ばかり凝縮したこの感じは、原作を熟知しているファンの方であればある程に楽しめるかも。
アクションは間違いなく邦画最高級クオリティ!
これは事実です。本当に素晴らしいです。
すげぇ。
なんなんだろう?
たぶんですが、佐藤健さん演じる剣心の身のこなしが、ただの殺陣ではなく様々な格闘技の要素を折り交えたような、本当に”飛天御剣流っぽい動き”になっているんですよね。
動きに一切無駄がなく、まさに水が流れるような鮮やかな殺陣シーン。
そしてメインキャラ同士のバトルシーンである、
剣心×張
蒼紫×翁
の2大バトルは文字通り、瞬きする間もありません。
特に蒼紫×翁だな。うん。
演じるお二人のそもそもの再現クオリティがただでさえ半端ないのに、更にその戦闘シーンのクオリティの高さと言ったらもう…!!
な、内容でした。
次回作「伝説の最期」への期待について
※注 ここから先は今作を踏まえて続編に期待する内容となるためネタバレを含みます!
そして「京都大火編」を踏まえて、「伝説の最期編」へと個人的に期待する内容。
十本刀それぞれの戦闘シーンは?
特に気になるのは不二と比古のバトル。好きなんです、アレ。
左之助と安慈のあの名シーンの描き方は?
映画だと左之助は安慈に会わずに京都に着いてしまったもんね。この感じだと二重の極みとか安慈の過去描写は無しなのかな?
方治が覚悟を決める、あのシーンは?
実写でアレをぜひとも表現していただきたい。それくらい意味のあるシーン。
志々雄と剣心のラストバトルは?
無限刃は健在だったので、紅蓮腕、火産霊神は描かれるのか…!?
ラストバトル中の志々雄と由美のあの衝撃的なシーンは?
切ないけれども愛のある名シーンをぜひ描いて欲しいなぁ。
原作とは異なるオリジナルの展開に期待!
出航してしまった煉獄はどうなる?
左之助、爆破しなかったですもんね。
剣心も落ちてしまったのであのままだと東京まで着いているのだろうけれど…?
剣心と比古清十郎のやりとりはどう描かれる?
原作だと奥義継承シーンがありましたが、アレを映画で再現するのは難しいだろうからなぁ。
師匠の凄まじさをどう描くのかと、それをどう越えるのか。
るろうに剣心 伝説の最期編は2014年9月13日(土)公開です。
今から待ちきれませんね!