眼の疲れから来る頭痛や肩凝りがヒドい…っていうお客さん。けっこう多いんですよね。
僕の指名のお客さんにも多いんです。眼〜首〜肩のすごい人。
さらに最近、友人の間でもちょっと流行っている、PC作業対策用のメガネ。
本日はその2つについてちょこっと調べてみたら、ちょっとおもしろい話がありました。
眼〜首〜肩の筋肉は繋がっている
肩凝りや頭痛を訴えるお客さんの中には、「PCの使い過ぎ、事務作業で目が疲れて…」という方も少なくないです。
そんなお客さんを担当しながら僕は、「そうだよな〜、目と顔周りと首の筋肉って繋がってるもんな〜」
と思いながらもみもみしている訳ですが。
分かりやすい画像を探してみたら、こんなのがありました。
そうそうそうまさにこんな感じ!目(正確には目の奥)〜首の筋肉って、こんな感じで繋がってるんです。
だからPCの長時間使用で、目×指先から肩首にダブルパンチが来る訳ですね。
で。目が疲れる原因ってどんなのがあるの?
って思って調べてみたら、ちょっと面白い記事がいくつかありました。
▼目の疲れの原因て何?
■毛様態筋と外眼筋の疲れ
目の奥には毛様態筋と外眼筋という、目の動きに影響を与えている2つの大事な筋肉があります。
・毛様態筋=目のピントを合わせる
・外眼筋=目を物体に向ける
簡単に言うとこんな働きをしているそう。
で、この毛様態筋っていうのが自律神経によってコントロールされていて、実は目が一番リラックスしている状態(どこともなくぼーっと眺めている状態)は、裸眼で視力が良い人の場合で、1メートルくらい先の位置を見ている時だそう。これを調節安静位っていうらしいです。
おもしろいのがここから。
僕たちの体は、この調整安静位から遠くのモノを見ようとする際には体を活動的に保つ交感神経が働き、近くのモノを見ようとする際は体をリラックスさせる副交感神経が働くのだそう。
普段、僕たちがPCや携帯画面を見ている際は1メートル以内の場合が多いため、眼は副交感神経に働け!(リラックスしなさい!)という命令をだしているのに対し、体は、仕事しろ!働け!(ガツガツいけ!)という命令を出しているため、眼と体の間のバランスが崩れることで肩凝り,自律神経の不調に繋がるという説。
ほーーーーー。なるほどねぇ。眼から来る肩凝りの原因について、けっこう腑に落ちた感じです。
体は戦闘態勢なのに、眼だけは「休め!!!!」っていう命令を神経に送ってしまってるんですなぁ。
これじゃバランスも崩れる気がします。
■ブルーライトが網膜の疲れに影響する
次に本題の最近流行りのPCメガネが眼の敵にしているブルーライトの影響について。
参考:【NAVERまとめ】疲れ目の影響はLED液晶のブルーライト!?
PCとかスマホの画面から出てる、「ブルーライト」という可視光が、目の網膜に影響して目が疲れる!という説も今、かなり話題だそうです。
なんでもブルーライトは紫外線の次に目に刺激的な光だそうで。
これ、何で厄介かと言うと、紫外線は目に見えない光なので網膜まで届かないからまだセーフ!なのに対し、ブルーライトは目に見える可視光だから網膜まで届いてしまう。
で、なんでそのブルーライトが目の疲れの原因になるの?っていう部分は、”ブルーライトは波長が短いため、空気中のほこりや水分によって散乱する→目が光のブレを修正しようとするので疲れる”という理由とのことでした。
ソース:岐阜薬科大学、講師の方のお話
ほーう。
で、JINS PC等のPC用メガネは、このブルーライトと約55%カットしてくれるメガネなのだそう。
ってことは。
JINS PCと合わせて、コミコミクリニックさんで紹介されている、調整安静位が眼からPCくらいの距離にある位置(50cmくらいらしい)のメガネを作ったら完璧なのでは??
メガネやコンタクトを作る時って、遠くのものが見えるようにピントを合わせてるので、これは意外な盲点かもしれませんね。
調節機能解析装置”という検査機器を備えている眼科さんで、このようなメガネを作る際の処方をしてくれるそうなので、眼の疲れにお悩みの方は試してみるのも一つの手かもしれませぬ。