力を使う仕事だけが肩こりの原因になるわけじゃないよというお話

カラダのこと

photo credit: Franck Vervial via photopin cc

どうもこんにちわ。ひろしげ(@hiro0524)です。

 

肩こりなんて忘れたいような気持ちの良い日曜日ですが、本日も相変わらずの肩こりのお話。

最近はもはやカラダのこといろいろ考えるのが趣味みたいなもんですw

photo credit: Franck Vervial via photopin cc

そんな本日は、肩こりに関する盲点の巻。

意外と気付いていない?肩への負担

きっかけは先日お客さんとしていらした女性との、ちょっとした会話でした。

ご来店時は肩がお疲れで、肩を前後に動かすと少し痛みを感じる事があるとのことでした。

早速触れてみるとなるほど、肩も硬いが腕・背中もかなりガチガチ。

 

なんとかじっくり肩背中を緩めて、施術後に

「お仕事なんかで腕とか肩、よく使ってますか?」

と聞くと、

「腕は使うことないんだけどねぇ…パソコン仕事だから。」

と、一言。

 

お、お姉さん……ソレです。(/Д`)

体の端だけを動かす動作はかなり負担が大きい

確かにこのお姉さんの言っていることは間違っていない。パソコン仕事なら「腕を使ってる」っていう意識はほぼないですもんね。使ってるって感じるのはたぶん、指先とか画面をじーっと見る目くらいな意識でしょうか。

でもね、これは間違っていないけども惜しいんです。

指を使うっていうことは、肩から指の間にある筋肉を全部使ってるという事と同じ状況なんですな。

最近思ったんですが、これ、懐かしのこのグッズを使ったときのイメージにぴったりなんです。

そう。マジックハンド

え?…知らない?まさかそんな平成生まれな方はいませんよね???

えー。知っている前提で話しを続けますw

 

マジックハンドを使う時って、先端でモノを挟むために持ち手の部分にけっこうな力を加えますよね?

更にそれを持ったままキープするときって、けっこうな握力を使いますよね?

だってそうしないとしっかり握れないもんね?

 

この先端部が僕らの指先だとすると、取っ手の部分はです。

ね?

指先(マジックハンドの先っちょ)を動かすだけでも、肩(取って)にかなり負担かかってるでしょ?

そして先端部と取ってを繋ぐ間のワイヤー部分にも、同じだけの力が掛かっているっていうのがイメージできるかと思います。

だから指先だけ使うという動かし方は、気付きにくいけども実は肩にすごく負担がかかる。

 

これが例えば腕も同時に動くような運動であれば、指先だけ動かすよりはいくらか負担が軽いだろうと思いますよ。例えば商品の仕分け作業とか。これだと「指先で物を掴む」という細かい手先作業にはなりますけど、腕を使って商品を持ち上げたり移動させたりという「腕の動き」も出てくるのでね。

 

なのでパソコン疲れからくる肩こりであれば、その原因となっているであろう、腕・指先からケアするのが大事なのです。

凝りには必ず原因がある

こんな事を日々考えていると、凝りには必ず何かしらの原因があるんだなーという考えに辿り着きます。

そして個人的には、その原因の6,7割が仕事中の身体の使い方から来ていると思っています。

 

だって日常生活の6,7割の時間って、だいたいの人が仕事に費やしてますもんね。

そう考えると、「自分が24時間の中で、何をしている時間が一番長いかな?」って考える事は、肩凝り解消や身体の使い方を改善する第一歩になると思います。

 

これが例えば子育て中の専業主婦さんだとしたら、6,7割の時間(いや10割?)を使っている、子育て中の身体の使い方に原因がある可能性大ですもんね。

楽そうに見えて実は負担『大!』な動作集

あんまり力は使わないけど、実はけっこう身体には負担が掛かっていると思われる動きを挙げみました。

タイピング

これは上に書いた内容の通り。指先だけの動きだと思って侮るなかれ!

手首を浮かせずに机に付けた状態だといくらか負担は減ると思います。

スマホ操作

おそらく操作の負担はガラケーよりもかなり大きいと思われます。重いし画面がデカイから片手のみで操作するときは親指がけっこうツライ。

美容師さんのハサミの動き

友人が美容師なので、その仕事風景を見ていて思いました。

一日中あのハサミを使っていたら、けっこうな負担になると思います…

美容師さんのハサミの値段ってめちゃ高いけど、身体の負担を考えると軽い・よく切れるという利点があるのであれば値段だけの価値はあるのかも。

楽器演奏

以前にクラシックの管楽器奏者さんを何度か担当したことがありましたが、思い出してみるとその方々も背中の張りが尋常じゃなかったなぁと。

姿勢を固定する・指先の細かい動きが必要となるので、力はあまり使いませんが負担は大きいかなと。

運転・事務作業

思い当たる方は多いかと思います。これは「長時間腰を動かさない姿勢」×「腰が上半身の体重をうまく支えられていない状態」の最恐のコンビがもたらす、破壊的なコラボによる凝りだと思われます。

赤ちゃんのだっこ・おんぶ

買い物中のお母さんによく見られる、ケープなんかで赤ちゃんをおぶっている際にもかなりの負担が腰に来てますよね。

自分が父親になったらホント頑張ろうと思います…

エステ・オイルマッサージ

先日、初めて全身のオイルマッサージを受けてみたんですが、気持ちよかったんですがアレ、施術者さんはかなり腰に負担掛かりそう。基本的には力ではなく体重で圧を掛けていくんでしょうけど、オイルで滑るから完全に体重を預ける訳にはいかずに腰である程度、力をセーブしなくてはならなそうな。

同じように考えるとエステティシャンの仕事も同様ですね。

エステの仕事してる女性は確かに全身ガチガチな人ばかりです。

タイル屋さんの中腰作業

これも以前にお客さんで職人さんがいたんですけど、常に座り込んでの作業なので万年腰痛みたいでした。

立ち仕事もしんどいけど、座り仕事もまたしんどいですね…

アクセル、ブレーキ

つま先だけに力入れてキープするって、楽そうに見えて脚にはかなり負担掛かってるのです。

ずっと軽くつま先立ちしてるようなものだものね。

サンダル

サンダルって楽そうに見えるけど、かかと側に力が伝わらないため足の甲側のみで履物を支えるしかなくて、これが実は足には負担大。

知り合いの一年中サンダル生活の柔道整復師さんは常に足がカチカチでしたよ。

 

ざっと思いつく限り挙げてみましたが。

例えばこんなところでしょうか。

凝りの原因ってほんとうに人それぞれですよ。

生きている限り体は常に動いていなくてはならない

体って機械と似たような所があって、常に動いていないとダメなんだと思います。

どんなに性能の優れた高級車であっても、運転して動かしていないといろいろな部品がダメになってしまいますもんね。

また同様に、身体の一部にちょっとした怪我をしただけであっても、思いも寄らぬ所に痛みや違和感が出る事もあります。機械に置き換えると、小さな歯車が一つ動かなくなっただけで、全てが止まってしまうように。

人間の筋肉って全身が精密機械のようなものですからね。

 

でも幸か不幸か人間は機械とは違って、全身のどこか一部の調子が悪くても身体が無意識にそこを避けたまま、バランス良く動く事ができる。こうゆう小さな積み重ねがカラダのサビとなり、次第に凝りに繋がってしまうのかなと思います。

まとめ

健康ってPriceless。

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