私、最近、満を持してAmazonさんにて「業務用ドライヤー」なるものを購入いたしまして。これ、なぁに?って言うと、簡単に言うと美容院や床屋さんで使っているような、プロ使用の風量の多いドライヤーです。
これがすこぶる素晴らしい使い心地なので、僕のクセ毛遍歴と共にご紹介させていただきます。
太い・多い・硬いという最強のクセ毛と戦ってきた29年間
僕が自分のクセ毛に悩み始めたのは、記憶にある限りですと確か小学校の4年生くらいのころ。
小さい頃はサラサラの直毛だったはずなのに、気づけば毛先が「くるりんちょ」と丸まり、雨の日には「ウネウネウネウネ」と、望まない方向へとウェーブのかかるクセ毛に…。いやぁ、今、思い出してみても当時は髪の毛がめちゃくちゃコンプレクスでしたなぁ。高校生くらいになってから20代中盤くらいまでは、決してお安くはない縮毛矯正をずーーーっと掛け続けてきました(振り返ると髪の毛にはかなり投資していたんだな…)。
20代後半になると次第に自分のコンプレクス(クセ毛)とも向き合えるようになり、今まで縮毛矯正を掛けつつ伸ばしていた髪も短く切り(短い方がクセは出にくいのです)、なるべくクセの出にくい長さを保ちつつ、クセを活かす方向にシフト。うん。自分も大人になったものだなぁと思います。
そして自らのクセ毛と長年格闘しそして共に戦ってきた僕が出会った、自分のクセ毛と仲良く手を組めるツール。それが「業務用ドライヤー」でした。
そもそも髪の毛のメカニズムってどうなってるの?
この業務用ドライヤー、本当にめちゃくちゃオススメなのですが、まずその前に「クセ毛って何なの?」っていう部分から簡単にご説明しますね。僕も調べてみて初めて知った事がなかなか沢山で、非常に勉強になりました。
髪の毛を繋げている物質4つ
髪の毛の大部分は「ケラチンタンパク質」っていう物質で出来ているそうな。そしてこのタンパク質を繋げている物質というのがコチラの4つ。(上から、結合力が弱い順番です)
①水素結合→水に濡れると緩む。熱を加えると別の形で結合する。
②イオン結合
③シスチン結合→これの乱れがクセ毛の原因。パーマの際には一度結合を切って形を作って再びくっつける。
④ペプチド結合
ここで大事なのは、「水素結合」と「シスチン結合」。クセ毛の人はこのどちらかの結合がいびつに繋がっているか、もしくは、両方ともいびつに繋がっているかが原因で生じるものなのですね。
クセ毛には大きく分けて2種類ある
そして、自分のクセ毛がこの「水素結合」と「シスチン結合」のどちらが原因になっているクセ毛か?によって、その対処法も大きく変わってくるそうです。
「水素結合」は水に濡らせば簡単にこの結合が取れて、さらに「180度の熱」で温める事で結合が整って繋がるのだそうです。つまり、水に濡らしてドライヤーでブローをすることでまっすぐになるのが、水素結合のクセ毛。(※ただし、髪の毛が乾いてからも更に熱を加えすぎてしまうと、当然ながら髪は傷んでしまいます。)
しかし「シスチン結合」が原因のクセ毛の場合はそう簡単にはいかず、この結合を解除するためには薬剤が必要になってくるそうな。これを行っているのが、縮毛矯正なんですね〜。
つまり、「シスチン結合」のクセは薬剤という人類の素晴らしい発明品を使わずにはどうしようもできません。しかし「水素結合」の部分のクセは「熱」をうまく利用すればなんとなかる。
そう。そこで活用できるのが、「業務用ドライヤー」なのですね。
ドライヤー・アイロンの役目
繰り返しになりますが、髪の毛の「水素結合」なるものは薬剤でなく、熱でしか並び変わりませぬ。そのために使うのが、ドライヤーやアイロンなのですね。一度濡らして結合を解いた状態にして、次に伸ばしながら熱を加えて、真っ直ぐな形を記憶していく作業です。
美容院にてスタイリストさんがクシを当てながらドライヤーをかけるアレには、こんな意味があったんですね〜
風量が多いドライヤーだと何故効果的なのか?
髪の毛というものは上でざっくりとご説明させていただいたように、熱で形が整う反面、熱を長時間当てすぎると傷んでしまう儚い性質も同時に持ちあわせております。その点、業務用ドライヤーが優れているポイントとしては、適量の熱を当てつつ、大量の風量によって髪の毛を乾かすという部分にあります。
つまり、業務用ドライヤーの機能として髪を乾かしているのは「風」なのですな。「熱」はそこに水素結合を行うための適度な味付けをしてくれているイメージ。ドライヤーの風量って、大事なんですね。
これはあくまで個人的な使用感ですが、業務用ドライヤーでブローした後の髪の質感は、やはり美容院での仕上がりにとても近い感じがあります。髪がしっかりと纏まりつつ、クセもある程度素直に伸びつつ、更にスタイリング剤にて仕上げ易い丁度良い落ち着き感!
感動でした。笑
僕が購入した業務用ドライヤー
そして僕が今回、購入させていただいたドライヤーはNobbyの「プロ用マイナスイオンヘアドライヤーNB3000ブラック」。
こちらの商品、1200wと1500wで結構値段が変わってきましたが、僕は迷わず1500wにしました。何故なら、僕が今まで自宅で使用していたドライヤーが1200wだったために、どうせ買うならば更に良いドライヤーを!と思ったためでございます。
結果、間違いない選択でした。
手元に届いてから1週間くらい使ってみた感想としては、本体の大きさの割には手に持った感覚は意外と軽く、更にマットな本体素材の質感に高級感が漂う印象がありますね。量販店で買うドライヤーもそこそこ値が張りますし、何より、ここまでの風量のあるドライヤーは見たことがありません。みなさん、なんで業務用のドライヤーを買わないのかが不思議です。
まとめ
クセ毛にお悩みの方でしたら、業務用ドライヤーは間違いなくオススメです。
ちなみにNobbyの他にも様々なメーカーのドライヤーもありますので、見比べていただくと良さそうですね。
世界のサロンで一番使用されているドライヤーだそうです。
本体重量が365gと、めちゃくちゃ軽い。
〜追記〜
ヘアスタイルの持ちをよくするには?
ヘアスタイルの持ちをよくするコツは、スタイリング時に髪全体をしっかり乾かすことが大事みたいです。
またドライヤーの熱で温まった髪は、冷めていくときに空気中の水分をゆっくり抱え込む性質があるため、スタイリング後に形がくずれることがあります(クセ毛の人にはよくありますねコレ)。そのため、温風で乾かした後に冷風で冷ましておくとそのような現象を抑えることができ、スタイルの持ちが良くなるみたいですね。
ヘアスタイルが崩れる原因となるのは?
髪がきちんと乾いていないときは、髪内部の水素結合は充分に形成されていないそうです。そのため乾ききるまでに髪が動いて乱れ、乱れた状態で水素結合ができてしまい、その結果スタイリングが崩れた状態になってしまうそうです。
半乾きではなく、しっかりと乾かした上でのスタイリングが大切ですね〜