こんにちわ。@hiro0524です。
原因はなんだか???分からないんだけども、
一定の角度以上に曲げたり力を入れたりするとなんだか痛む…
そんな痛みを長年抱えてる人ってけっこういますよね。
実は僕もそんな一人でした。
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筋肉はピンと張ったロープのようなもの
ロープを両端から引っ張ったら、ピーンと張ります。
もし、そのロープを緩めたいと思ったら、真ん中をいくらいじっても緩みませんよね?
ロープを緩めるには両端のどちらかを離さなくてはなりませぬ。セラピスト用語的には”トリガーポイント”って呼ばれたりもする部分ですね。
実はこのロープの両端に当たる部分っていうのが、人間の身体の各関節に近い部分に多く集まっているのです。
関節が痛みやすいのもこのため。
なんで関節が痛むのか?
簡単に言うと、関節の近くってこのロープの端、つまり筋肉の端がいっぱい集まってる部分なんです。
肩・首の付け根・肘・股関節・膝・足首なんかは筋肉と筋肉のいわばジャンクション的な所なので、何重にも複雑に筋肉が入り組んでます。
そのため、その筋肉の一つ一つが重なりつつ硬くなってくるにつれて、筋肉の奥やそれぞれの筋肉の間を走る神経を圧迫してしまうため、関節周辺は痛みが出やすいのです。
5分で消えた!10年越しの手首の痛み
僕は中学生くらいの頃からずっと、手首の付け根に痛みを抱えていました。
日常生活で痛む事はそれほどなかったのですが、手首に上から体重が掛かるような、例えば腕立て伏せの際や何かの拍子で手を下に付いた際に、手首にピキッと痛みが走る症状があったんですね。
この仕事を始めた直後、ある先輩にその痛みを相談した所、先輩はちょちょっと僕の腕を触り、あっと言う間に痛みを消してくれたのです。
その時間、わずか5分程度。
衝撃でした。10年くらい抱えてきた痛みだったので。
その時に緩めてもらった筋肉が、実は腕の上側の筋肉。上腕部って言われる所ですね。
そうなんです。僕の手首の痛みは手首に原因があったわけではなく、腕の上側の張りからきていたようでした。
おそらく小中学校の運動の中で何かの拍子で手を使ったり地面に付いた際、腕に変な力を入れてしまい、それが間違った筋肉の使い方としてクセになって染み付いてしまっていたんだろうと思います。
軽く転んだ際に手をついたり、ボールをキャッチし損ねた際なんかにも起こりうる、よくある状態なんですよねコレ。
こうゆうのって、自分ではなかなか気付きにくいくらいの微妙な張りなので、すぐに対処することが難しいんですけどね…
だんだんと少しずつ負担が蓄積されて、何年後かに突然痛みがでてくる事なんかもあります。
筋肉の張りを辿る
自分自身でこのような経験をした事から僕は、「痛みの原因って、痛む部分に関連するちょっと離れた部分にあるんだなー」ってことに気付きました。
自分の身体で体験した事って、けっこう勉強になるんですよねー。
なので、クライアントさんから痛みがある部分を聞くと、僕はまずその周辺にまず触れてみます。
そうするとその周辺にて、どこかしら特に張っている筋肉があるんですよ。
それを端へ端へと辿っていくと、痛みの元となる筋肉の張りに辿り着く事が多いんです。
で、そこから痛みがある部分までじんわーり順番に緩めていくと、痛みが消えたり和らいでる事が多いです。
痛みが出ている部分って「原因」ではなく、いろんな筋肉の張りが結集した「結果」なんですね。
まとめ
火の無い所に煙は立たず。
原因ないところに、痛みは出ず。