ついに…
ついに終わってしまいました…
ギネス世界記録において、歴代で最も高く評価されたテレビドラマ。
アンソニー・ホプキンス、サミュエル・L・ジャクソン他、名だたる名優から賞賛を浴びて止まないドラマ。
最初から最後までこれほどまでに荒れ果てた雰囲気を纏い、
これほどまでに主人公がどん底まで落ちていき、
これほどまでに最終話の完成度の高いドラマを、
僕は未だかつて見た事がありませんでした…
最終話について、そしてブレイキングバッド全話について語りたい事は果てしなく多くあります。
…が。
ブレイキングバッドという最高のドラマが、そして天才化学者ウォルター・ホワイトが、さらに超人気ドラマの最終話を完璧な内容で製作したヴィンス・ギリガン監督がこのドラマを通して視聴者に送った最高のメッセージは、最終話にてウォルターが妻スカイラーに最後に伝えた、このセリフなのかなと思いました。
“I did it for me. I liked it. And I was good at it .
And I was really…I was alive.”
「I was alive.」(私は心から”生きている”と実感できた)
もうね、この一言がウォルターの口から出た瞬間、僕は全身の鳥肌が立ちまくりでした。
これだ…
視聴者がウォルターから目を離す事ができなかったのは、ウォルターがまさに生き生きと自分の思うがままに生きている姿を見たかったからだ…!
と、思わず胸アツ。
思い返してみると、ブレイキングバッドのドラマ内にてウォルターがメスを製作しているシーンでは、ほとんどのシーンにて陽気でノリノリなメキシカンミュージックが使用されていたんですよね。
ドラマを見始めた当初、僕はそのアンバランスさが
「???」
という印象であった事をよく覚えているんですが、段々とドラマの先を見続けているうちに、
「あぁ、なるほど。これはそういう意味でのBGMなんだな」
と、ギリガン監督のメッセージが伝わって来たような気がしました。
きっとメスを作っている最中のウォルターにとっては、まさにそんなBGMを聞きたいような心境だったんですよね。
大犯罪を犯しているシーンのはずなのに、それがウォルターにとっては人生で一番と輝いている瞬間であるというアンバランスさ。
”男なら、自分のやりたい事をとことんやってみろ!”
とギリガン監督にガツンと言われているかのような。
なかなか表立ってオープンにはできないけれども、これ以上は存在しないほど味のある、心の奥底にまで響くメッセージが込められたドラマであると感じました。
ちなみに雑誌「TIME」はこのドラマを、
「このドラマは派手な爆発よりもゆっくりと燃焼することを選んだ。その選択ゆえにより熱いのだ」
と評価したそうですが、この表現はまさにその通りだなと。
こんなにもじわじわと、そしてこんなにも極熱に燃えるドラマは他にありません。
僕はおそらくこれから海外ドラマや映画にてブレイキングバッド出演者さんを見かけるたびに、彼らの役名を叫んでしまうことでしょう…!
そして早速、ハンク役のディーン・ノリス出演の「アンダー・ザ・ドーム」 がHuluにて話題ですね。
早速一話だけ見てみましたが、ディーン・ノリスがまさにハンクって感じの役柄で見ていてちょっとワクテカw
製作側もやはりハンクのイメージを意識してしまったんでしょうかね。
これから注目です。
ちなみにHuluって2週間の無料トライアル期間があるので、2週間でブレイキングバッドの全話を一気に見て即解約すれば、なんとこの超名作をタダで見れる事になるそうです…w
長期の夏休み中の方でしたら、ぜひそんなチャレンジもいかがでしょうか?
振り返ってみると思いの丈は底がないほどたくさんありますが、とにかくブレイキングバッド。
僕にとっては最高のドラマでした。
そしてこの最高のドラマをネットで観ることが出来るHuluというサービスが存在していることに心より感謝します。
Huluさんありがとう!
あと、最近みた海外ドラマの感想を▶︎コチラのブログ:「映画と海外ドラマと私」に記しておりますので、よかったら見てやっておくれやす。
コメント
[…] あ、個人的には大好きな名作海外ドラマ「ブレイキングバッド」のオマージュシーンが入っていたのが、最も興奮したシーンでしたなぁ。ガスマスクに黄色いビニールの実験着、しかも敵キャラの名前がウールターとジェシーって…そのまんまやん!笑 […]