ちょっとした思考のリフレッシュをしたいときにオススメの本「神さまとのおしゃべり」

アラサー男子の日常

先輩からオススメいただいて、何気なく読んでみたさとうみつろうさんのこちらの本。

さとうみつろうさん、元々はエネルギー系の大企業に務める会社員であり、その間に開始した自身のブログが大人気となった事をきっかけに脱サラし、現在はトークショー等で全国各地を回っていらっしゃる著者、さとうみつろうさんのブログ記事を書籍化したものだそうです。

実を言うと当初はそこまで期待せずに読み始めたのですが、実際に読んで見ると、中身は大変面白い考え方が沢山!でしたので、なかなか新鮮な本でございました。

そこで、本書の中からいくつかおもしろいなと思った考え方の例をご紹介させていただきます。

「現実」とは、あなたを映し出す鏡である

ある意味とんち話のような「意識」のお話になるのですが、何が言いたいかというと「あなたに見えている世界は、全てあなたの意思が作っているものですよ」という事なのです。

例えば、「鏡」。

実はこの世の中の全て人は、鏡を見たことがありません。

それはなぜか?

それは、「僕らは皆、”鏡の中に写っている現実”を見ているだけだから」なんですね。そしてその「現実」がどのように見えるのか?という事は、あなた次第。鏡の前に立っている自分が嬉しそうに見えるのか?悲しそうに見えるのか?輝いて見えるのか?絶望して見えるのか?

よくある例え話としては、目の前のコップに水が入っている状況を見て、「たくさん」入っていると思うか?「少しだけ」入っていると思うか?というお話に近いかもしれません。

世の中が幸せに見えるか、悲しみにあふれているように見えるか。それはきっとあなた次第ですよ。っていうことですね。

鏡は先に笑わない

上の話に繋がる事でもありますが、「自分の行ったことは全て自分に返ってくるよ」というお話。何と言っても、今の現実を決めているのは自分自身なのですからね。

 

例えば、ちょっとおかしな話ですが、鏡の中に写った、自分の髪型を先に変えることは出来るでしょうか?

…無理ですよね?

鏡の中の髪型を変えるためには当然、まずは自分の髪型を変えます。

 

生活の中でもそれは同じことで、運転中にゆっくりと走る前の車に対して「おい、のろま!」とクラクションを鳴らしても何も変わらりません。僕らが出来ることは、まず「前の車がゆっくり走っている」という”現実”を確認した上で、「自分自身が進路を変える」こと。

自分が変わると、いろいろなことが変わるよ〜ということですなぁ。

「何が嫌いか?」ではなく「何が好きか?」を口に出して正しい想像で願うこと

これね、この本の中では大変におもしろく、かつ理解しやすい考え方の一つなのですが、なかなか端的に縮めてお伝えすることが難しい内容なのですよね…ちょっと頑張ってまとめますっ。

 

本文では、「人間は、否定語を想像することはできない」と書かれています。

これはどういうことかと言うと、例えば「紫色のバナナのことを考えないようにしてごらん」と言われたとすると。今、頭の中に何を想像しました….?

 

 

 

一瞬、紫色のバナナを想像しました?よね?

そう、これが僕らの思考の仕組みなのだそうです。「紫色のバナナではないもの」と「否定語として」何かを言われても、その反対に当たる黄色いバナナがすぐに頭に浮かぶ訳ではなく、まずは言葉通りの内容がポンと頭に浮かんでしまうんですよね。

では、例えば同じようにして、「自分は不幸ではない」と考えた時はどうでしょうか?

…これもバナナの例と同じで、一瞬、「自分は不幸なのだろうか?」と考えてしまいますよね?考えるということは、自分の頭に語りかけていることと同じです。そしてこのような考え方を何度も何度も頭のなかで繰り返していると、自分で自分に自己暗示を掛けてしまっているようなものなんですよね。

だからこそ、常日頃より「嫌いなもの」で考えるのではなく、「好きなもの」を具体的に考える事が大事なんだよ!というお話でした。

 

…うん。あまりうまく説明できていない気がするので、ぜひ本を読んで見てみていただきたいです。笑

叶っていない夢があるから、人生は楽しい

「願い」とは何かというと、それは「不足」のこと。

もし僕らに足りないものがなければ、「願い」なんてものは成り立たないんですよね。

 

例えば、僕らの思った事が何もかも一秒以内に実現する世界になったとしら、どうでしょう?

例えば映画が観たいなと思ったら頭で思えば映画館に瞬間移動できる、更にはその映画に出ている俳優さんにすぐに会える、そして映画に出てくるスーパーカーがその場で手に入る、もっと言うと自分がその映画に出演することができる、世界中の全ての映画を内容を瞬時に知ることができる、ただ頭で考えさえすればすべて現実になる…

不可能が無い世界。それは究極に退屈な世界かもしれません。

お腹が減るから、美味しいものを食べたくなる。旅行に行きたいから、お金を貯める。

そんな不足があるからこそ、日々を生きる糧になるのかなと思います。

他人を褒めれば「自分がどれほど幸せなのか」に気づくことができる

めちゃくちゃ分かりやすい、「世のお金持ちや成功者の考えている共通のポイント」が本文内に書かれていますよ〜

内容をここで紹介してしまうのはあまりにももったいない(決してめんどくらい訳ではありません。決して。)ので、ぜひ読んでみてね。

まとめ

著者のさとうみつろうさん曰く、この本のコンセプトは「笑えるスピリチュアル」だそうな。「敬遠されない自己啓発本を目指した」とのことなので、自己啓発本に飽き飽きしていた僕の手元に届いた所まで、全てまんまとさとうさんの狙い通りとなりました。笑