深呼吸するだけで肩甲骨まわりを緩める方法もアリかもしれない

カラダのこと

photo credit: a4gpa via photopin cc

呼吸

って。

からだにとって本当に大事だなーと、最近改めて思います。

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ロルフィングの1回目にて、かなり長くの時間を使い深く呼吸をしながら自分自身の身体を感じてみる、という体験をしましたが、最近では日常生活の中で、ふと身体のある部分が「ちょっと緊張しているかな?」と感じた時、深く呼吸をしながらその部分で呼吸するようなイメージで深く呼吸をしてみると、不思議とからだの緊張が溶けて行くのを感じます。

逆に言うと、呼吸が浅かったり呼吸を止めている状態だとからだって全然緩まないんですよね。

それにしても、なんで呼吸を止めると緩まないのか?

と、ふと気になったので”呼吸”と”筋肉”の関係をネットでいろいろと調べてみると、「呼吸を改善するには呼吸筋をー…」やら「呼吸によって血中酸素濃度がー…」やら、専門ワードをふんだんにちりばめた様々な解説がでてくるんですが、これといって科学的に実証された研究結果等はまだ無いようですね….ってことは、みなさんそれぞれ、個々の経験や観点から呼吸に関する様々な解説をされているんだなーと思います。

なので、ここぞとばかりに僕も自分なりの解釈をちょこっと述べてみようと思います。

呼吸を止めるとなぜからだが緩まないのか?

僕が思うに、

それは、からだがそういう仕組みに出来ているから。

 

…はい。何の答えにもなっていない回答で申し訳ねぇ。

でもね、ホントにそういうもんなんだと思います。

 

例えば重いものを持ち上げたり、スポーツをしている時に力を入れたりするときって、自然と「ふんっ!」と踏ん張った経験は誰でもあるはず。そのときって呼吸はどうなってましたか?無意識のうちに一瞬、止まっていませんでしたか?

僕が思うにこれは恐らく、からだがなんとかそのままの力をキープしてその場所に踏ん張りたいがために、「これ以上筋肉を緩めたらあかんで!」っていう対策のために無意識のうちに呼吸を止めているのではなかろうかと思います。

 

ここでの注目ポイントが、

「呼吸を止める=力が入る」

っていうことではないよってこと。

 

正しくは、

「呼吸を止めるのは=それ以上、筋肉が緩まないようにする」

なんですな。

からだって何気なくすごい機能を持っているなと思います。重いもの持ってて急に力が抜けたら危ないもんね。ビックリするもんね。

息を吐きながらからだを動かすとどうなる?

上の例をちょっと言い換えてみますね。

呼吸を止めると筋肉が緩まないということは、呼吸を止めると筋肉は(緩まないように)固まるということですよね。

それなら、例えば単純にこれの逆をするとどうなるのか?

 

うん。

そのまま逆を考えると、

「呼吸をする(息を吐く)=筋肉が緩む」

だと思います。

ここでいう「緩む」っていうのは力が抜けるという意味ではなく、「力を入れようとするのを”邪魔するチカラ”を抜く」ていう意味でございます。お酒を辞めるのを辞めるみたいになんかややこしいですね。でもアホなので上手い言葉が見つからないので許してね。

呼吸しながら運動すると、動かしたい部分以外に抵抗する無駄な力がからだから抜けるので、自分が力を入れたい部分により一層スムーズに力を伝えるできるんですね。

そう考えると、筋トレ時に呼吸を止めないようにって言われたりストレッチの際に息を吐くのも理に叶っている気がしますよね。

呼吸だけでもからだは緩むよ、という例

最近ネットで評判だった動画にこんなのがありました。

これ、まさに呼吸で筋肉というかからだが緩むという実例かなと思います。

仰向けになり、どちらかの肩甲骨の下に丸めたタオルを置いて、そのまま数回深呼吸をするだけ。

僕もこれ実際に自分のからだで試してみましたが、ものの数十秒のケアでけっこうスッキリした感じがありました。

動画を見ると「なんでこれで肩凝りが改善するのか?」についていろいろな解釈の仕方があると思うんですが、僕が思うにこの施策の狙いを言葉にすると、からだの重さとタオルを使って固まった肩甲骨内側の筋肉を緩めているという点だと思います。

そしてそこですごく効果的なのが、外部から力を入れているのではなく「深呼吸」をすること。タオルを下に入れたこの姿勢で深呼吸をすると何が良いかって、これ、視点を変えると、背中を手で押された状態で深呼吸をすることに近い効果が得られるってことなんですね。

つまり、セルフで肩甲骨の内側マッサージに近い効果が得られるんですね。

 

そう。

みなさんの大好物(?)の、肩甲骨内側のマッサージがセルフで出来てしましいます。

まぁなんと嬉しいことやら。

 

ちなみに僕はこれ、肩以外にも腰とか背中とか首でも試してみましたが、どこで試してみてもなかなか効果的でした。

ポイントは仰向け状態になって、「普段、丸まってしまっているなーと感じる姿勢の部分にタオルを当てる」っていうことですね。

前に倒れてしまっている、首とか。

丸まっている、背中とか。

同じく丸まっている、腰とか。

前に前に縮こまってしまっているからだを、がばっと開いてあげるイメージですね。

まとめ

呼吸に合わせて動かしてみると、自分のからだって思っている以上にいろんな部分を意識的に動かす事ができるみたいです。僕はたまに、「なんだか首・肩が詰まってきたな〜」と感じたら、そこに空気を送り込むようなイメージで深呼吸をしています。

無理にからだに力を入れてやるのではなく、

イメージだけ

で良いんです。

そうすると不思議と、呼吸に合わせて首や肩の筋肉の緊張が取れて行くのを感じるんですよね〜

 

気付けば忙しさに追われ、息に詰まる事も多い世の中。

ちょっと一服ついでに一息、深呼吸しながら身体を開いてあげてみてくださいな。

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