久々に掘り出し物映画を見つけました。
「きみがぼくを見つけた日」
ちょうど先日観た、「デジャヴ」とはまた違った形でおもしろいタイムトラベル映画でした。
あらすじ
ヘンリーは(自覚している限り)5歳の頃から、自分の意思とは関係なくタイムトラベルしてしまう体質の持ち主だった。
雪の日に母親が運転するワゴン車に乗っていた6歳のヘンリーは、スリップ事故の衝撃を受けたとき自分に何が起こったのか理解できなかった。車外に立ちつくす幼いヘンリーの目の前に1人の青年が現れ、いずれ理解できるときが来るだろうと告げ消えていった。
それから22年後の1991年、美術を専攻するクレアは図書館へ資料を探しにやって来た。その図書館で働く28歳のヘンリーを見つけたクレアは、彼にとても親しげに話しかける。クレアにとってヘンリーは運命の人だった。しかしヘンリーはクレアに会った記憶がない。その夜クレアはヘンリーを食事に誘い、6歳のときから彼を知っていたことを告げる。クレアはいつヘンリーに出会ったのかを、日記に刻銘に記していた。自分の特殊な能力を知っていたヘンリーは、自分の未来と彼女の過去が、そしてお互いの家族の運命が複雑に絡みあっていることに気がつく。クレアは自らの愛で、必死に人生を築こうと努力するのだが……。
出演キャスト、全員知りませんでした。(僕が無知なのかもしれませんがorz)
まぁそこが良かったりもしたんだけどもね。
しかーし。
製作総指揮:
ブラッド・ピット。
(*´Д`)=з
よく見たらこの映画の製作がブラッドピットが所有する、プランBっていう製作会社だったんですね。
いやー良い映画作るねぇ。さすが。
この映画がオススメな理由
なんかね、「今、こうして同じ時代に、共に肩を並べて一緒に暮らせる」っていう当たり前の事実が、なんて素晴らしいのだろう…!と思わせてくれる作品でした。
タイトルでは”結婚したくなる”って書いたけど、”今すぐ恋人が欲しくなる”でもいいかも。
内容的にはタイムトラベル系のラブストーリーなんですけど、あらすじにもあるけど、主人公のヘンリーがこれでもかっていうくらいポンポン、タイムトラベルしてしまうんです。
よくあるタイムトラベル系ラブストーリーだと、どっちかがどっちかの時代にポーンと移動して、恋に落ちて、制限時間が来て、離れる時に涙涙涙…っていう展開なんですけど、この映画はそんな単純ではない、意表を付いたストーリー。
いろんな時代の主人公ヘンリーが出てきて、いろんな時代のクレアが出てくる。
だからこそ先がなかなか読めないんですわ。
基本的にはクレアの時間軸でストーリーが進むんですけども、出会いから結婚まではすごくぽっこりストーリーなのですが、その後はやはりこれでもかっていうくらいの問題が。
「旦那が残業続きで帰って来ない…」「出張ばかりで家にいない…」
って、そんなレベルの旦那じゃないですからね。
「旦那がこの時代にいない…」
って…(/Д`)
どんな夫婦生活やねんw
僕は男なので自分をヘンリーの立場に置き換えて入り込んでましたが、クレア側の気持ちもめっちゃよく分かる気がしました。
心から好きな人なのに、しかもお互いに愛し合ってるのに、一緒に眠る事さえできないもどかしさがどれだけのものか。しかも映画の後半では、そのヘンリーの体質がゆえにさらなるショッキングな難関が。(この内容はぜひ映画を見てみてください。)
映画内の二人の状況に立場を重ねて観ていると、お互いにタイムトラベルしない体質で、共に同じ時代を生きることができる事って、当たり前のようで幸せだよなぁと感じられると思います。
…まぁ当たり前なんだけどさw
ありえない設定の映画をあえて観る事で、今の現状の幸せを再確認させてくれる、そんな映画です。
カップルやちょっと関係が落ち着いて来たご夫婦にオススメの映画。
↓「きみがぼくを見つけた日」はHuluで観られますよ。
この映画を観ての一言
主人公の一生が描かれている映画って好きなんだなぁ。
「ベンジャミンバトン」とか、ちょっとジャンル違うけど「スターウォーズ」も。
”我々一人ひとりの人生が、壮大な映画そのものである”とはよく言ったものですね。