海外ドラマ「フリンジ」が、ストーリーもSFシーンも映画以上のクオリティでおもしろかった。

アラサー男子の日常

フリンジ1

今更ながら、ハマりました。

超ヒットメイカー、J・J・エイブライムスが製作総指揮を務めた大ヒットSFサスペンスドラマ、「フリンジ」。

すっごいよなぁ….どうやって撮影してるんだろ?

というシーンのオンパレードの超ハイクオリティのSF作品です。

透明人間など、現在は科学とは認められていない「非主流科学(フリンジ・サイエンス)」を題材に、次々と起こる不可解な現象を女性FBI捜査官オリビア・ダナム、天才科学者ウォルター・ビショップとその息子ピーター・ビショップが追求していく…

という、ミステリーサスペンスでございます。

簡単に言うと、いわゆる超能力や超常現象の事件を科学的に再現・解決する系のSFサスペンスなんですが、そこはさすがのJ・J・エイブライムス製作総指揮。SF好きにももちろん、また、謎が謎を生んでいく息を飲む展開はサスペンス好きにもたまらない内容に仕上がっています。

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「少し未来の現実にありえそう…」な、SF現象の科学的再現シーンがツボ

作品の各回にて起こる超常現象のシーンは、一見、現実ではあり得ないような恐ろしいものばかり。

しかし天才科学者ウォルターがその現象を分析すると、ハーバード大学内の自らのラボ(実験室)にてすぐにその現象の原理を解析し、科学的に再現してしまうんですよね。

その際の解説の内容が、いかにも近い未来に現実に起こり得るような、むしろ、実は世界のどこかで実際にあった事件なのではないだろうか?というような、「なるほどね〜」と思わず頷いてしまうようなリアリティがあるのです。

そのロジックが大変分かりやすく、また、ウォルターの専門用語だらけの解説を超わかりやすく翻訳してくれるピーターの例えが的確すぎてキュンとするのです。

映像効果・特殊メイクのクオリティがハンパなく高い

もはや、映画以上ですねコレは。

しかも、全編においてすさまじいCGで作られたシーンが多いのか?と言うと決してそんな事はなく、ピンポイントに重要となる各話の”SF的なシーン”に、かなりの力の入れ具合が感じられる内容となっているんですよね。

だからクドすぎないし、例えば少しばかり目を背けたくなるようなエグいシーンがあったとしても、丁度良いぐらいの尺で画面からはフェードアウト。しかし、そのシーンがあることによって、視聴者にはしっかりと強烈な印象を残してくれる。

絶妙なバランス感覚ですよほんと。

ちなみにパイロット版となる第1話には、なんと1話のみで10億円が掛けられたそうな…

 

すご。

点と点が繋がり線となっていく伏線回収の爽快感

僕はこのエントリーを書いている時点でシーズン2まで見終えたんですが、シーズン1は一話完結型にて、様々な超常現象を素晴らしい映像技術や特殊効果にて超リアルに魅せてくれる内容、シーズン2はそこに加えて、各現象が更に奥深く壮大な謎に繋がり、そしてその解決の鍵となっていくという内容になっています。

シーズン1は遊園地の乗り物で例えるならば、各話がフリーフォールのような驚きの連続、シーズン2はその驚きが繋がって連続するジェットコースターのような感じでしたねぇ。見出したらもう、止まらない止まらない…

「パターン」と呼ばれる各超常現象の解決を進めながら、さらにその背景に隠された壮大な謎が次第に明るみに出て来る流れはSF好きにはたまらない展開です!

ウォルターの異常な程のマッドサイエンティスト度合いとピーターの聡明さの絶妙なバランス

ブレイキングバッドを先に視聴していた僕としては、”ウォルター”と聞くと今まではかの有名な”ハイゼンベルク”こと、「ウォルター・ホワイト」が真っ先に思い浮かんでいましたが、フリンジを見て、僕の頭の中の”ウォルター”項目に新たに「ウォルター・ビショップ」が追加されましたねw

WBBreaking Bad (Season 5)

どんな異常な現象を目の当たりにしても、自分の過去の経験と膨大な知識から計算し、即座にその原因と対策を見抜いてしてしまうウォルターの聡明さ。こんな科学超人が実際に存在したら、どれだけ心強いものかと妄想しますよね〜。。

更に、ウォルターの息子、ピーターも絶妙な存在感。

ブレイキングバッドのジェシーとは全く違った意味の、ね。笑

異常現象の解説となるとインテリすぎて専門用語の羅列となってしまい、何を言っているのか分からなくなるウォルターの言葉を、ひじょーーーーーに分かりやすく、かつ的確に僕たちに伝えてくれるのがピーター。IQ190の天才。

こういったバランスのキャラクターが出て来る作品には、僕はどうもハマりやすいようです。

まとめ

SF系の海外ドラマって、実はハマったのはフリンジが初めてでした。

以前に「24」にて製作総指揮を務めたエヴァン・カッツが製作した「THE EVENT」にハマりそうになったのですが、残念ながらシーズン1にて早々に打ち切りとなってしまったんですよね。民間と政府との息を飲む「24」っぽい展開にプラスして、そこに更にSFの要素が加わったという、間違いなく面白い作品だったんですが…本当に残念。

ちなみにフリンジはHuluだとS1〜S3まで配信されています。(2014,10現在)

S4はU-NEXTだと配信されているみたいですね。シーズンファイナルは今のところレンタルしかなさそう。シーズンファイナルのレンタル時は、大学生の頃以来(?)に、久々に一日中、海外ドラマ漬けの休日になるかもしれません。。。笑

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